ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「うおっす。」

美喜「……」

澪「……」

悠「どした、ローテンションじゃん。」

美喜「さっきの今でなんで、そんな元気なのよ……」

悠「半日寝て、三回くらい、リバースしたらスッキリしたから。」

澪「主人公にあるまじき発言だな…をぃ。」

悠「っか、美喜達だって、また店開けてるじゃん。」

美喜「それでも形だけよ。今だって、来たのはアンタだけよ。」

悠「ホワイトデーのお返しにわざわざクッキー焼いてきたのに…」

澪「うわ…バターの匂いキツ…」

美喜「私も今はダメだわ…」

悠「だろ?俺も焼きながらリバったから。」

澪「製造過程の中で最悪なできことをまぜんじゃねぇ!」

悠「クッキーには入ってないよ。」

美喜「入ってたらもんじゃ焼きになってるわね」

澪「勘弁してください…」

優日「こんばんわ。」

美喜「あら、珍しいわね。」

澪「いらっしゃいませ。」

優日「今日はお客さんすくないですね」

美喜「昨日いろいろあってね。」

悠「ちょうどよかった。優日、クッキー喰わね?つくったんだけど」

優日「髪の毛とか爪とかはいってない?」

悠「入れるか。どこのヤンデレだ。」

美喜「ヤンデレじゃなく、病んでるだものね。」

悠「上手い、美喜にクッキー四枚。」

美喜「う…やめて」

悠「クッキーでこの拒否ですよ。小鳥遊君なみだめ。」

美喜「うっさい」

優日「よくわかんないけど、もらえるなら食べるね。」

悠「おう、ホワイトデーのお返しだ」

優日「悠君も律儀だね。」

悠「今日を過ぎたらもう何もしないけどな。」

優日「おいし、悠君はいい嫁になれるね。」

悠「できればなるじゃなく、貰いたい側なんだけど。」

優日「ダメダメ、悠君の場合。外に出ると帰ってこないから家にいないと」

悠「お前は人をなんだと思ってる。」

優日「鉄砲玉。」

美喜「出たら出っきり」

澪「的を得た意見だな。」

悠「よぉし、お前らは今から敵だ。」

美喜「味方だったことがないわよ。」

悠「わーい、四面楚歌。」

優日「いつも悠君は全力だね。」

悠「それ、褒めてるのか?」

優日「貶してはないはずですよ。はい。」

悠「褒めてるもないじゃん」

優日「えへへ。」

悠「……」

優日「あ、そうだ。」

悠「あー?」

優日「このクッキー、あとで鈴猫さんと雪にもっていってあげてね。」

悠「めんどくせ…」

優日「もっていってあげてね。」

悠「う、ういっす…」
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