ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(8/2/夜)ー

悠「最近スープに凝っててな」

ともき「スープ?コーンスープとかか?」

悠「いや、そんな手間のかかるものじゃなくてメインひとつとサブひとつだけのスープ」

優日「右手に大剣、左的にダガー的な」

摩耶「片手で大剣振り回してる時点で化物だね。」

悠「いや、真・二刀龍のスキルを持ってるのかもしれん」

摩耶「だとしたら大剣・大剣だよね」

優日「あ、ダガーに特殊効果があるものなら」

ともき「……で、スープの話は?」

悠「ああ、メインっていのは要するにベーコンとか単体で味の強い系の食材、それでサブってのは野菜だな。その二種類だけでつくるスープ。」

優日「えー、ごっりごりにξ入れようよ」

ともき「具材な」

摩耶「「ξ」って「ぐざい」で変換できるの初めて知ったよ」

優日「豚肉、人参、大根、サトイモ、厚揚げ」

悠「それはトン汁だな。あ、トン汁いいなっ!」

ともき「だからスープは!」

悠「にゃぁーんっ」

ともき「気色の悪い声を出すな」

悠「それで昨日はベーコンと玉ねぎの中華スープだったんだが……うまかったって話」

金剛「昨日はってことは今日もなんか作るってことか」

悠「今日はカニカマとトマトで作ろうと思ってる。深夜に」

ともき「なんで深夜なんだよ」

悠「深夜には小腹がすいちゃうだろ」

優日「分かる」

ともき「分かっちゃった奴がいたよ……」

摩耶「でも、夜中にガチャガチャやってたら怒られない?真桜ちゃんに」

悠「怒られる前に部屋に引っ込むんだよ!」

優日「ジョジョ風に」

悠「逃げるんだよォーー!」

ともき「やかましい」

悠「やれやれだぜ」

ともき「こっちのセリフだ!」

金剛「けど、そんなコソコソするんならカップ麺とか握り飯じゃダメなのか?」

悠「ロマンがない」

摩耶「あっても食べない?」

悠「いや、食べるけど」

ともき「なんだコイツ」

悠「ちゃちゃっと作ってガガっと食べるのがいいんじゃないか」

摩耶「怒られる恐怖にびくびくしながら?」

悠「まぁ、それも一興」

ともき「なんの興だよ」

悠「夏だかりゃー!」

ともき「ウザい…」

優日「真桜ちゃんに淡々と数時間説教されたらいいのに。」

悠「夏だからそんな元気はないよ。ただ一瞬に全力を込めて投げ飛ばされる可能性は高いけど」

ともき「それのがキツイだろ」

悠「定期的にアイスを冷凍庫に補充しとくとわりと許してくれる。」

摩耶「幼女を手玉にとる男」

悠「おれはお手玉のように投げられるけどな!はい、小鳥遊お勉強問題!約1万年前から始まった打製石器に代わる石器を使用し始めた時代を何という?」

優日「打製石器時代」

ともき「そのままだな」

摩耶「ドラクエの石つぶてって過少評価だよね。攻撃力数百の人間が投げる石とかシャレにならないよね。」

悠「下級呪文よりは確実に強いよな」

金剛「久々にわかるのが来たぜ。新石器時代だ。」

悠「うにゃあぁーん!」

金剛「……え?」

ともき「間違ってないです。大丈夫です。」
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