ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「……ついに、夜があけたなぁ。」

拳二「だなぁ。」

美喜「あーもー…アンタらいつまでいる気よ。もう、帰りなさいよ。」

悠「いやいやいや、今の状態で帰れってどんだけ酷なんだよ」

美喜「知らないわよ…私は一刻も早く寝たいの!」

澪「はぁまさかオールで飲むなんて…身体ダルっ…」

悠「俺も寝たい…もぅいいじゃん。皆で寝ようぜ。」

美喜「……それでいいかしら。」

澪「オーナー、めんどくさくなりましたね。」

悠「拳二はどうするよ?」

拳二「バカ野郎。俺は仕事に決まってんだろ。」

紅「zzz…zzz…」

悠「おっさん、それ俺じゃなく、器用に立って寝てる紅だからな。」

拳二「あー?」

悠「お前もギリギリじゃねぇか。おとなしく一口寝てから帰れよ…」

崇「本郷、酒は抜けたか?」

本郷「ふっ。」

崇「なら、リッカを抱えてやれ。」

六花「すぅすぅ…」

悠「帰るのか?」

崇「あぁ、リッカは店に放り込んどく。」

悠「なら、ついでに鈴猫も送ってやれよ。たぶん吐かないから」

鈴猫「みゅ~…」

崇「……はぁ、わかった。本郷、コレもだ。」

悠「コレって、荷物じゃ無いんだから…っか、本郷はリッカ抱えてるだろ。」

崇「俺に抱えていけと?」

拳二「そのぐらいしたれよ。」

悠「そーそ、幼なじみなんだろ。」

崇「……悠。」

悠「あー?うぉっと…?」

澪「ナイスハグキャッチ」

鈴猫「ふにゃぁ…」

崇「今日はたしかホワイトデーだっただろ。たまには、お前が面倒見てやれ。じゃあな。本郷、いくぞ。」

本郷「ふっ。」
六花「すぅすぅ…」

悠「ちょ、をぃ!コラ!……いっちまいやがった。っか、コイツもよく起きないな…」

鈴猫「zzz…えへへぇ…zzz…」

澪「嬉しそうだぞ。」

悠「どんな、夢みてんだか。」

美喜「まさに、夢心地なんじゃない。」

悠「あー?」

美喜「アンタは直接いってもわかりゃしないから。気にしなくていいわよ。」

拳二「カッカッカ。悠、おっぱいの感触はどーでい?」

紅「zzz…zzz…」

悠「たゆんなグラマー乳だな。っか、だから、それは寝てる紅ってんだろ。見えてんのか、ないのかハッキリしろ。」

拳二「おぉう、ミスミス。」

澪「どうぞ、氷水です。」

拳二「すまん、すまん、悪いなにぃちゃん。あと、ウォッカストレートで頼む。コップ一杯やりゃあ、一日分の睡眠をおぎなえらぁ」

悠「……歳よりの冷や水だな。鈴猫、ソファに降ろすぞ~」

鈴猫「にゃふ…」

悠「さて、おーい、亮、ともき、起きろよ。」

亮「ん~…」
ともき「あ~…」

悠「……しかたない…あーん」

はむはむはむちゅろ…
はむはむはむちゅろ…

亮「うわっ?!」
ともき「なっ?!」

悠「あい、おはようございます。」

亮「い、いま、今なにした!」

悠「何って…起きなかったから耳たぶかじった。」

ともき「普通に起こせ!」

悠「気持ちよかっただろ?」
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