ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(7/10/夜)ー

悠「んー」

マリア「トイレですか?」

悠「違う」

マリア「……あ、トイレですか!」

悠「ちがうってんだろーがぁーー。」

ともき「なに唸ってる」

悠「賢者の試練がクリアできん」

ともき「あー……ダンジョンか」

悠「ダンジョンってかフェイの問題的なのだ。」

ともき「つまり?」

マリア「詰将棋みたいな感じです」

ともき「へぇ」

金剛「よく分からんが得意なんじゃないのか?」

悠「…………」

マリア「得意だからこそ意地になっとるんですよ」

悠「大抵の問題は5回も失敗すればある程度の打開策が見いだせるんだがな……既にトライ回数が20を越えてる」

ともき「失敗のペナルティがあるのか?」

悠「ないよ」

金剛「それをプレイするのに代金がかかるとか」

悠「いいや何回でもタダでプレイできる。ただ、似たり寄ったりなミスで思考が泥沼化してきてるんだよ。」

摩耶「どういう感じの詰将棋なの?」

悠「水路を挟んだ角い螺旋マップ何だがゴールまでに殴り合い時じゃ絶対倒せない敵が六体は配置されてて、それを突破しろって感じ。アイテムはいくつかあるがフルに使って確実に倒せるのは三体、あとは吹き飛ばすアイテム、倍速になるアイテム、一回死んでも復活するアイテム、眠らせるアイテムとかがある……」

摩耶「つまり絶対倒せない六体のうち三体は倒して残り三体はのらりくらり躱して進めってことだね。」

悠「そのはずなんだか、こういう場合、場所替えの杖があるのが定番なんだが……」

金剛「意地で倒して進むんじゃないのか?」

悠「この手の問題系は確定した答えがあるんだよ。もちろん運ゲーでごり押しクリアって手もあるが」

金剛「ならそれでい……」

悠「いいわけねぇから。ぬぇぇぇっからぁぁぁっ!」

金剛「分かったわかった。悪かったから抉りこむような動きで迫り来るな」

ともき「そういう時は発想の転換じゃないのか?」

悠「ほう、つまり?」

マリア「なにジョジョ?ダニーがおもちゃの鉄砲をくわえてはなさない? ジョジョそれは無理矢理引き離そうとするからだよ。逆に考えるんだ。あげちゃってもいいさと考えるんだ。」

悠「ジョースター卿…」

金剛「こいつら、ホントすぐになんでも徐々にもっていくな」

摩耶「多分、自力でDNAにジョジョを刻み込んでるんだよ」

悠「ロマサガとかもね!!」

ともき「うるさいよ。」

悠「しかし、ジョースター卿の言葉を借りるなら、戦わなくてもいいんだ、やられちゃってもいいんだと考える」

ともき「いや、ダメだろ」

悠「…………あっ」

マリア「い」

摩耶「う」

金剛「……え」

悠「ABC!」

ともき「なぜ自然に反する」

悠「できた。」

摩耶「マジで?」

悠「たぶんできた。ヴィジョンが見えたわ。WRYYYYY!」

ともき「ハイになったな……」

マリア「では、わたくしが夢前お勉強問題!文字によっての記録によってわからない時代を歴史時代に対して何というか?」

金剛「なんていうんだ?」

摩耶「後の先時代だよ」

金剛「剣術みたいだな」

ともき「先史時代です…」
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