ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(7/1/夜)ー

悠「ハムチーズサンドって響きがいいよな。」

ともき「は?」

悠「ハムチーズサンドって響きがいいよな。」

優日「パンナコッタとか」

悠「それもいいな。」

崇「……パンナコッタってなんだ?」

金剛「……摩耶」

摩耶「僕はパンナコッタじゃないよ」

金剛「それは知ってる!」

摩耶「イタリア発祥の洋菓子だよ」

崇「菓子か」

悠「お菓子だにゃぁぁん!」

崇「……チッ」

悠「あれ、今舌打ちした?」

優日「悠、スゴイね」

悠「だろー?……なにが?」

優日「どれだけ腹立たしくてもほとんど表に出さない崇さんに舌打ちさる所業が!」

悠「いゃあーっはっはっ。」

ともき「誇らしげに笑うところではない」

悠「……」
ピース&ピース

ともき「真顔ダブルピースやめろ」

摩耶「発剄」
トッ
スッ
悠「鳥ダンス回避」
タッタッタッ

金剛「気色悪い」

悠「……」
ピース&ピース

ともき「だから、その真顔ダブルピースやめろ。本当にムカつく」

崇「悠」

悠「なんぞ」

崇「頬骨砕いてやろうか?」

悠「お前が言うとな。本気でビビるからやめろ。ちびるぞ!漏らすぞ!」

ともき「いや、真剣になにをいってんだ。」

崇「アホが」

悠「コイツに言われると何か知らんが色々と堪える」

摩耶「他の人はまだ冗談を交えてるけど、崇さんは本気でいってるからじゃない?」

悠「ああ、なるほど……崇この野郎!!」

優日「東京メトロの近くにオムライスのいいお店ありましよ」

崇「ほう、どのあたりだ?」

優日「池袋駅から徒歩10分のところでこじんまりとして、年季がはいったお店です。」

悠「ああ、こみき食堂か。あそこ美味いよな」

金剛「そして当然のように知ってる奴。」

摩耶「悠くんだからね。野良猫よりウロウロしてるし」

悠「にゃおぉぉぉんっ!」

ともき「気色悪い」

金剛「化け猫じゃなくて化物だな」

ともき「そりゃ、化け物ですよ」

優日「ぎゃー化け物!」

悠「崇、言われてるぞ」

崇「……」
ヂッ
悠「熱っ?!」
ボタボタッ

摩耶「頬から血でてるよ」

悠「むちゃくちゃすんな!」

崇「少し黙れ」

悠「ちょっと誰か舐めて血を止めて」

摩耶「なんかのウィルスに感染しそうだから嫌」

優日「ちょっとまって、接着剤あるから。」

悠「頬の傷に接着剤はやめてくれ。」

ともき「頬じゃなかったらいいのか指先とかなら接着剤で止血したりするだろ」

金剛「爪とか剥げた時とかな」

ともき「マジすか」

摩耶「しっかりと固定されるから応急手当にはちょうどいいんだよ」

優日「ワイルド」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!1985年ドル高是正のために各国が協調介入することを決めた合意のことは?」

優日「プラネット・ズン」

摩耶「プテラノドン!」

崇「プラザ合意だろ。」

金剛「知らん」

ともき「プラザ合意です」
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