ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(6/25/夜)ー

悠「殴るか、蹴るか……いや、いっそ刺すか」

ともき「何言ってる」

悠「いやぁ、夜道で拳二を押そう算段だ。」

拳二「それ、本人の前で言うってどうなんだ?」

悠「月夜ばかりと思うなよ!!」

拳二「すぅ……ぷふぅーーー!」

悠「げほっげほっ!!」

ともき「あーあ」

摩耶「悠くんが楽しそう」

金剛「そうかぁ?」

優日「わろとけ、わろとけ」

悠「笑いごっちゃねぇ!!」

拳二「いいからごちゃごちゃいってねぇで家賃払えよ」

悠「ドロボーめっ!」
ベチッ!
拳二「家賃ってんのにドロボーもなにもあるかっ!」

悠「うぇーん。摩耶。あの筋肉ゴリラの内臓が破裂するまで発剄撃ちこんでよー!」

摩耶「試してはみたいけどねぇ」

ともき「試してはみたいのか…」

金剛「摩耶は研究熱心だからな。」

拳二「研究で壊されちゃたまらんのだがな。まぁ、易々とは壊されねぇが。かっかっかっ。」

摩耶「あっはっは。」

悠「やれー、やっちまえ!摩耶ーー!」

優日「そして諸悪の根源はこれである。」

悠「誰が諸悪やねん」

優日「……」
スッ
悠「無言で指さすんじゃありませんよ!」

拳二「お前は平然とするだろ。」

悠「おれはいいんだよ。」

ともき「よくねぇよ」

金剛「しかしまぁ、毎月毎月まとまった金を払える程度には茶屋やってけてるんだな。」

悠「……」
スッスッ

ともき「その真顔のダブルピースはなんだ」

摩耶「イエスともノーとも言わないのもなんかね。」

優日「身体うって稼いでるとか?」

悠「いやん」

ともき「気持ち悪い」

摩耶「肉体労働って意味の方だと思うよ」

拳二「特殊清掃とかなら俺ぁからも紹介してやれっぞ」

金剛「特殊清掃?」

悠「死体掃除」

金剛「聞くんじゃなかった」

優日「時給いくらですか?」

拳二「時給じゃなくて日当で1.2万くらいだな。」

優日「……ありだな」

金剛「うちでバイト雇ってやるからやめとけ」

悠「時給いくら?」

ともき「お前は自分の店を頑張れや」

拳二「蒼天塔にいってエントリーして自分に金かけて一儲けしらいいだろ。」

悠「あそこは怖い。寅もうろうろしてるし」

摩耶「大江戸学園でもうろうろしてるでしょ」

悠「そうだよ。だから、下手にあいつの行動範囲に近づいて自分からエンカウント率あげたくないんだよ。」

ともき「モンスターじゃないんだからな。」

悠「モンスターみいなもんだよ。はい、小鳥遊お勉強問題!冷戦終結のマルタ会談に出席したアメリカ大統領は?」

拳二「オバマ?」

ともき「色々と間違ってます」

優日「私」

ともき「お前はいったいどういう立場なんだ」

金剛「ぼそぼそ(クリントンか?)」

摩耶「そうだよ」

金剛「クリントン」

ともき「違います」

優日「違うよ」

金剛「……」

摩耶「ブッシュ」

悠「正解」
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