ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(6/20/夜)ー

悠「ボディドーン!」
ドーンっ!
金剛「……」

摩耶「ハッ!」
ズドッ!
金剛「……」
ドンッ!
悠「ぐはぁっ!」

マリア「壁を抜けて悠さんを吹き飛ばしましたね」

金剛「誰が壁だ、誰が」

摩耶「通背拳」

悠「ズドンッときたぜ……」

ともき「金剛さんを挟んで遊ぶなよ」

摩耶「そうだよ悠君」

悠「おれだけぇ?」

マリア「はい」

悠「なんでやっ!」

ともき「お前だけが遊んでるからだろ」

悠「金剛で遊んで何が悪い!」

金剛「俺「で」っていうな!」

摩耶「でっていう」

マリア「ヨッシーは恐竜。」

ともき「なんなんだ」

寅「……」

悠「恐竜よりも恐い猛獣がいる。」

マリア「餌はお前だっ!!」

悠「……」
ササッ
金剛「俺の背後に隠れるな」

寅「アンタでもいいんだぜ?」

金剛「……」
ズィ
悠「いやん、押さないでぇ~」

寅「死ね」
ズドッ!
悠「う゛っ!」

マリア「ナイスボディ」

ともき「なにやってんだか」

摩耶「悠くんはホント元気だね」

悠「元気が取り柄の悠くんです!」

寅「元気がウザいの間違いだろ」

悠「もっとおれに優しく!」

寅「嫌だ」

マリア「ストレート」

悠「おれの心がブロークンしそうだ」

ともき「ないない」

悠「ふふっ」

ともき「なんで笑った」

悠「そういえば最近ヒアリがニュースになってるよな」

金剛「今の流れでどうしてその話になった……」

マリア「基本的に蟻ってえげつないですよね。」

金剛「あれって噛むのか?」

摩耶「毒針で刺してくるんだよ」

悠「しかも蜂と違って一度さしたら終わりじゃなくて、死ぬまで何度でも刺してくる。」

寅「刺されるとどうなる?」

マリア「毒針で刺されると火傷のような激しい痛みが生じます。」

悠「ヒアリだからな」

マリア「毒性が強く、毒による、痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸などの症状や、アレルギー反応により死に至ることもあるんですよ」

悠「アナフィラキシーショック!!」

寅「見つけたらかき集めてお前の店にぶちまけてやるよ」

悠「やめろよ!」

金剛「虫は……きついな」

マリア「苦手ですか?」

金剛「毒がないのは別に蜘蛛でもなんでも平気だが、毒があるってなるとなぁ」

摩耶「でも、金剛君は蚊に刺されないけどね。」

ともき「なんで?」

摩耶「蚊の刺が刺さらないから。」

寅「そこまで筋肉で締まってるのか…」

悠「そんかし注射とかする場合、ガチでド太い針使われるからな。だから病院嫌いになったんだぞ。」

金剛「うるさいよ」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!『羅生門』『七人の侍』『影武者』などの映画作品の監督は?」

マリア「アキラ・クロサーワ!」

ともき「なんでそんな言い方した」

摩耶「黒澤明」

金剛「シベリア超特急とかのやつか」

寅「……それ、水野晴郎だろ。」
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