ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(6/18/夜)ー

悠「無人島っていくらぐらいするんかな」

ともき「……いくらとかいう規模か?」

摩耶「アラブの大富豪に聞いた方がいい質問だね」

金剛「アラブの大富豪ってのがまずいないだろ」

悠「タイの大富豪なら……」

金剛「知り合いがいるのか!?」

悠「いないな。ただ、一度見たことはある。親父となんかのパーティで」

摩耶「もちろん無礼な態度取ったんだよね」

悠「おれを何だと思ってる」

優日「厄介者」

悠「照れるぜ」

ともき「なんでだよ」

摩耶「で、どんな無礼働いたの?」

悠「働いてません。っか、怖くて近づかなかったのを覚えてる」

ともき「怖くて?」

優日「ガチムチのおっさんだったとか?」

悠「その大富豪じたいはおれと歳も変わらない若い兄ちゃんだったが、その付き人みたいなのがヤバかった。スーツ着て、普通にしてたがアレは生粋のストライカー(打撃者)の身体だった」

優日「ストライカー……ガンダム?」

金剛「タイでストライカー……ムエタイか」

悠「いや、明らかにムエタイのstyleじゃなかった」

優日「スルーされた」

ともき「まぁ、今はスルーされた方が良かったってこともあるし」

摩耶「どうしてわかったの?」

悠「拳だ。明らかに拳が硬質化してた。つまりは使うstyleってことだ」

ともき「ムエタイだって拳を使うだろ」

摩耶「そうでもないよ。ムエタイは肘や膝、蹴りをメインウェポンとしてる分、実はパンチを軽視してるだよ。」

ともき「そうなんだ」

悠「まぁ、肘や膝のが凶器だからな」

金剛「俺は普通に拳のが使いやすい」

摩耶「金剛君は全身凶器でしょ」

悠「溢れる筋肉にキュンキュン来ちゃうぅぅっ!むちゅー!チュチュッ!」

金剛「普通に気持ち悪いから二の腕にキスするのやめてくれ。」

悠「」ろっ……しょっぱい。」

金剛「……」
ゴンッ!
悠「いでぇっ!」

ともき「そらそうだ」

優日「金剛産塩」

摩耶「筋肉がつきそう」

金剛「つくかっ!!」

悠「おごごっ、まさか肩をうがってくるとは……」

金剛「頭を殴っても効果ないからなお前は」

悠「金剛に殴られたらいくらおれのダイヤモンドヘッドでもクラッと来るけど」

優日「クレイジーダイヤモンド!」

悠「ドラァッ!」

ともき「うるさいよ」

悠「はい、それでは小鳥遊お勉強問題!東西の冷戦状態が回復されることは?」

優日「タタンタンーン」

摩耶「タント」

ともき「デタントだろ」

金剛「……わからんかった」
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