ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(5/31/夜)ー

悠「五月が終わるって……なんの冗談だろうな」

ともき「冗談でもなんでもないだろ」

マリア「冗談ではない、冗談ではないのだよ。」

悠「略して……ジョジョ!!」

ともき「なんでやねん」

悠「へへっ!」

ともき「その得意げな笑いやめろ」

悠「みんなが虜になるおれの笑顔なのに」

ともき「じゃあ、その証拠見せてみろ」

悠「よーし、見てろ。今から入ってくる奴に浴びせるからな!」

マリア「誰か来ましたよ」

悠「へへっ!」

崇「……」

マリア「私の視力に間違いがなければ完全に無視してましたね」

悠「ソフト&ウェット!視力を奪う!」

マリア「無駄無駄無駄無駄ァ!」

ともき「なにやってんだか」

悠「今のはちょっとしたアレだ」

ともき「どれだよ」

悠「もう一度だ」

マリア「再びか?再びかぁぁ!」

悠「へへっ!」

神姫「……」
ズブッ!
悠「め゛っ!」

ともき「無言で目つき」

マリア「正当防衛ってやつですね。」

悠「なにもじでねぇぇっ!」

神姫「いや、なんか呪われそうだったから」

悠「おれの笑顔で呪われるって何ぞやっ!!」

ともき「なんぞやってなんだ……」

崇「さっきからうるさいぞ」

神姫「うるさいのは悠よ。ひとまとめにしないでちょうだい」

悠「そうだ!そうだ!」

ともき「いや、うるさいって言われてるんだから騒ぐなよ」

崇「縫い付けとけ」

マリア「さびて曲がった裁縫針とタコ糸しかないんですけど」

悠「縫うにはダメだけど痛みと絶望を与えるにはぴったり過ぎるものを提示してんじゃねーよ。」

神姫「ホッチキスなら持ってるわよ」

悠「サイコパスだらけだ!」

神姫「誰がよ」
ゴッ!
悠「に゛っ!」

マリア「わぁ、綺麗にみぞおちに蹴りが入ってる」

崇「これで静かになるか」

悠「……」
ビグンビグン!

ともき「目にうるさいですけどね。」

悠「目にうるさいって単語が出てきちゃったよ」

マリア「うごめき方がなんかもうエグイです」

悠「おれだからって言いたい放題過ぎじゃないかな」

マリア「すまねぇ。」

悠「いいってことよ。」

ともき「頭痛くなるやり取りをやめろ。」

崇「……はぁ」

悠「なんだ崇、ため息なんかついて」

崇「すこし黙れ」

悠「あ……これガチの奴や」

神姫「そのうち、身を亡ぼすわよ」

悠「ひぃん、はい、では小鳥遊お勉強問題!GHQの最高司令官は?」

マリア「まっさーかー」

悠「さっかーまー」

崇「……」

神姫「マッカーサー」

ともき「ですね」
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