ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】2

ーラスタ・ラヴ(5/11/夜)ー

悠「一か八かチャレンジ」

ともき「は?」

悠「ここに饅頭がある。」

ともき「温泉まんじゅう?」

悠「買って忘れてたまんじゅうなんだけどな。」

ともき「腐ってないかそれ」

悠「賞味期限はギリギリ切れてる」

ともき「切れてんじゃねぇか」

悠「だけどギリギリだから多分食える。だけどもしかしたらアウトかもしれない。だから一か八かまんじゅうだ。」

ともき「一か八かでもない完全アウトだよ、なんで持ってきた」

悠「間違えてゆえや吉音がくったら困るし、面白そううだから緋斗に食わせてみようと思って」

ともき「前半が建前で後半が本音だな……」

緋斗「ちーす」

悠「おう、それで温泉で買ったんだけどな」

ともき「(こいつ、さも今温泉へ言ってきたお土産を出したように振る舞いだした……)」

緋斗「温泉いっとったん?」

悠「おう。それで衝動買いしたんだ」
ビリビリ

ともき「(賞味期限を見せないように包装紙をわざわざビリビリに破きやがった)」

緋斗「食べる食べる。あむ」

悠「……」

緋斗「……ブッ!!」

悠「あ、やっぱりアウトだったか……冷蔵庫とかじゃ無くて常温でおいてたし」

ともき「完全に腐ってるって分かってただろお前!」

緋斗「ちょっ、どゆこと!?」

悠「一か八かまんじゅう」

緋斗「なにが!?」

悠「腐ってるかもしれないけどもしかしたら食えるかもしれない、でも自分で試すのは嫌だからお前に食わせた」

緋斗「分かりやすい説明!やけど最悪!」

悠「はは、これ捨てといて」

緋斗「自分で捨てや!!」

ともき「ていうか、ホント性質悪いな…」

悠「おれはひと言も最近買ったとも、食べるかともいってないだろ。衝動買いしたんだかっていって見せたら、勝手にとって食ったのは緋斗だ」

緋斗「ぐぬぬっ」

ともき「いや、もっとちゃんと怒っていいと思う」

悠「悪かったって、反せいしてぶるぁっばばば」

ともき「心にもないことを言って口が拒否してるぞ」

悠「あぶぶぶっ……ぺっ」

緋斗「酷いわぁ」

悠「でもまぁ、頑張ったからこれやるよ」
スッ
緋斗「なに……って、正露丸!」

ともき「腹壊す前提だったんだな」

悠「まぁ、常温放置で賞味期限切れだったからな」

ともき「持ってこずにゴミ箱に捨てろよ」

悠「面白みがない!!」

緋斗「酷い!」

悠「はいはい、それでは小鳥遊お勉強問題。アメリカ大統領ウィルソンの十四カ条の原則により成立した国際機関は?」

緋斗「はいはいって……」

悠「いいから答えろや!!」

緋斗「国際連盟やろ、これは分かるで」

悠「お前には失望した」

ともき「ちゃんと答えなくても同じようなこと言っただろ」

悠「うん!」
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