ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

戌塚「あー…嫌だ、古文なんか嫌いだぞと。頭いたいぞと…」

千夜「うるせぇよ!ボケッ!」

紅「千夜ちゃん落ち着きなって、戌ちゃんも悪気が…」

千夜「悪気がぁ?」

紅「無くはないか…」

炎銃「悪気っかコイツの頭が悪いんだろ。バカだし。」

戌塚「うるせーぞと!」

炎銃「テメェがな。」

千夜「頭悪いのが否定できねぇから反論の余地ねぇし…」

戌塚「千夜も酷いぞと」

澪「進みませんね」

美喜「古文なんて懐かしいわ。」

悠「ちょーす。なぁに、騒いでんだ。外まで千夜ちゃんの怒鳴り声聞こえずぇ」

戌塚「アニキ!春の枕詞ってなんだぞと!」

悠「パンチラ。」

千夜「止めろよ。このバカは真に受けるんだから。」

美喜「っか、なによ。パンチラって」

悠「春はパンチラ、夏はブラチラ(またはスク水)、秋はニーソ、冬はダボシャツだろ」

澪「どんな枕詞だよ。」

紅「~~」

千夜「コイツ、バカ笑いし過ぎだろ…」

戌塚「パンチラ、ニーソ…」

千夜「だから、覚えんなボケ。」

悠「なんで枕詞なんかの話してんだ?」

炎銃「そこのバカが古文のテストが赤だったらしいぜ。」

悠「なるほどねぇ。それで勉強中なのか」

炎銃「バカだろ?」

千夜「バカ、バカうるせぇぞと!だいたい、お前はわかるのかよだぞと」

炎銃「少なくともテメェよりはな。」

千夜「……茜さす?」

戌塚「あかねさす?」

炎銃「君」

悠「昼」

美喜「二人とも正解ね。」

千夜「…朝露の」

炎銃「消え」

悠「命」

戌塚「引くだぞと」

美喜「引くは梓弓でしょ。」

戌塚「え……」

千夜「…霰降る」

炎銃「鹿島」

悠「遠」

千夜「鵺鳥(ぬえどり)の」

炎銃「のどよふ」

悠「片恋」

千夜「射干玉(ぬばたま)の

炎銃「黒、夕べ」

悠「髪、夜、月、妹」


紅「二人ともすごいな。俺後半なんかわかんなかったよ。」

炎銃「このくらい普通だ。」

戌塚「おかしいぞと!お前はどう考えても頭が悪いがわじゃないのかだぞと!」

炎銃「ざっけんな。テメェみたいなのと一緒にすんじゃねぇよ!」

悠「まぁ、枕詞なんか覚えてても使うこと無いけどねん」

炎銃「まぁな。」

戌塚「うぐぐ…アニキはともかく、炎銃の奴がムカつくぞと。千夜、アイツが答えれ無さそうなの頼むぞと!」

千夜「お前は勉強しろよ…。はぁ…白妙の?」

悠「衣、袖、袂」

炎銃「雪、雲」

千夜「高砂(たかさご)の」
炎銃「待つ」

悠「尾の上(をのへ)」

千夜「玉櫛笥(たまくしげ)」

悠は「ふた、箱」

炎銃「み、あく」

千夜「玉の緒の」

悠「長し、絶ゆ、」

炎銃「短し、乱る」

千夜「垂乳根(たらちね)の」

炎銃「母、親」

悠「同じく」

千夜「千早振(ちはやふ)る」

悠「神」

炎銃「氏(うぢ)、宇治」

千夜「露霜(つゆじも)の」
悠「消、置く」

炎銃「秋」

戌塚「判定はどうだぞと!」

紅「えーとな……お、どっちも正解だな。」

千夜「戌塚、諦めろ。お前より炎銃は頭いい。」
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