ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】

ーラスタ・ラヴ(3/15/夜)ー

悠「水戸黄門を月曜ゴールデンでやるらしい」

ともき「へー……今時時代劇物をやるなんて珍しいな」

優日「水戸黄門役は?」

悠「武田鉄矢とかなんとか」

ともき「……うん、ピンッとこないな」

悠「まぁ、おれは時代劇物好きだから嬉しいけどね」

優日「その割には真田丸とか見てなかったよね」

悠「大河ドラマは……めんどい」

ともき「めんどいってなんだ」

悠「時代劇物は勧善懲悪の一話完結だから見やすくていいんだよ」

ともき「視線が年寄りだな」

悠「深みがあるってことだな」

ともき「……」

優日「ドポジティブ」

悠「へっへーん!!」

ともき「イラッとした。」

崇「……」

悠「背中が冷たい」

優日「後ろの正面だぁれ?」

悠「これは向いたらダメなパターン」

紅「……」
スッ……ブォン!
悠「横っ飛び!!」
バァッ!!

紅「……チッ」

崇「惜しかったな」

紅「まったくです。」

悠「あぶねぇ……今のは本気で危なかった。」

優日「よく避けられるね」

ともき「後ろ向いてたのにな」

悠「匂いだよ」

紅「匂い?」

悠「崇のつけてる香水かなんかの香りが少しだけ動いた。つまり誰かと入れ替わった。崇が連れてるのはたいてい本郷か紅。あとはわかるな?」

ともき「いや、だとしてもあのスイングは普通よけられない」

紅「ほんと、当たれよー」

悠「当たってたまるか!!」

崇「一、二発ぐらい平気だろ」

悠「平気でも金属バットはきつい。」

ともき「平気なのかよ」

紅「……」
ブンッブンッ

悠「やる気だすなやる気」

ゆうな「やる気、元気、パンケーキ」

ゆえ「たべたい……!!」

優日「わかる」

悠「崇」

崇「なんだ」

悠「パンケーキを食べさせてやってくれ。」

ともき「なんでがっつり人頼みしてるんだ」

悠「ちょっと今、財布が厳しくてな」

紅「なに無駄づかいしたんだ」

悠「してないはずなんだけどなぁ」

優日「はんっ」

悠「なんで鼻で笑った」

ゆうな「ほほほほっ」

ゆえ「ふひひひっ……」

悠「しっかりと笑わんでいい」

崇「まぁ、別にごちそうしてもかまわんが……見返りは?」

悠「……スーパーゆう君人形を」

崇「紅」

紅「どりゃっ」
ブォン!
がごぉん!
悠「ゆう君人形ーー!!」

優日「本人はしっかり避けてるけどね」

悠「これがいわゆる身代わりの術だ」

ゆうな「なるほど」

ゆえ「いちりある……」

ともき「あるのかよ」

悠「それでは小鳥遊お勉強問題!エリザベス1世により設立され、アジア貿易を独占した会社は?」

ゆうな「ジャパリパーク」

悠「なにフレンズがいるんだよだよ。」

ともき「なんで二回言った」

ゆえ「いのちをかりとるのがじょうずなふれんずでよければ……」

悠「フレンズか?ソレ」

ともき「いや、違うだろ」

崇「……紅、わかるか?」

紅「東インド会社だと思います」

悠「正解、はい、スーパーゆう君人形」

紅「ふんっ!」
スコォォン!
悠「ゆう君人魚ーーー!」

ともき「人形だろ」
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