ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「……紅もあだ名癖あるよな。」

紅「なんだそれ?」

悠「人の事をあだ名で呼ぶこと」

紅「そかな?」

悠「千夜ちゃんとか、いぬちゃんとか。」

澪「それはあだ名なのか?」

悠「一応あだ名じゃん。」

紅「ま、呼びやすいように呼ぶかな。っか、悠も大概そうだろ。」

悠「あー?」

澪「ともきん、ともきゅん、あずにゃん、まお…」

悠「言われてみたらそうかもな。」

美喜「それに、紅、紅って普通に呼んでるけどそれもアダ名でしょ。」

紅「あ、本当だ。」

悠「本人が驚いちゃったよ。」

紅「あはは。だって、皇って呼ぶの花王(鈴猫)ぐらいだからな。もう紅がほぼ名前だし。」

悠「そういやぁ、千草もアダ名族だったな。しかもわりと適当な。」

紅「亮ちんの彼女がか?」

悠「稲葉はいなっち、火口彩はあやあや、あやっち、柏をかっしー、梔姉さんをくっちー、とか兎に角適当三昧なアダ名をつけるんだよ。」

紅「じゃあ、澪はれいれいかな。」

澪「なんか中国の映画とかに出てきそうな…」

美喜「千草はわりとセンスいいと思うけどね。」

悠「みっきーとかみきみきでもいいんだな?」

美喜「私は別にアリよ。」

悠「いつからお前らそんな仲良くなったんだ…。」

美喜「男爵にモーニング行くうちにかしら。」

悠「俺、聞いてないぜ。」

美喜「言う必要がどこにあんのよ…」

紅「けど、逆にアダ名とかつけづらい人もいるよな。崇さんとか」

悠「アレにはKINGとか王様って立派な固有名詞があるだろ。それに…下手に適当な。呼び方したらお前が切れるしな…」

紅「いやぁ、そんなことないって」

悠「ふーん……崇って呼ぶやつは?」

紅「親しいか許可得て無い奴なら死ねばいいかな。」

悠「これだからなぁ…」

澪「笑顔でいう所がなまじっか怖いっす。」

紅「まぁ、崇さんは特別だしな。」

悠「っーか、自分でいうのもアレなんだが……俺ってなんかアダ名ないか?」

美喜「変態。」

悠「却下。」

紅「鬼」

悠「こらこら、そうじゃ無いだろ。」

澪「トラブルシューター。」

悠「長い」

紅「トラシュ」

悠「略したら意味わからんわい。」

美喜「あ、変態とか。」

悠「言った。さっきいったよね。なに、さも初めて言いました感出してるんだよ。」

紅「死なない男」

悠「なんかおかしくなってきたぞ。」

澪「不死男(ふしお)」

悠「死なないとかから離れようか。っか、いい加減しつこいから。」

紅「貞子」
美喜「貞子髪」

悠「そろそろ来ると思ってたよ!」

澪「悠は悠のままがいいって」

悠「ふむぅ、少しアダ名とかに憧れてたんだけどな。」

美喜「じゃあ、ことりくん。」

悠「それは嫌だ。」

紅「じゃ、ゆうぴょん」

悠「海がいってるやつかよ…」

澪「しょうちょうゆう」

悠「小鳥遊ってをぃ。」
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