ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】

ーラスタ・ラヴ(2/25/夜)ー

拳二「昼間は暑いぐれぇだったが夜は冷えるなぁ」

白巳「しゅぴゅ…」
悠「歳なんじゃねぇの」

拳二「完全防寒してるやつがそんな口よく聞けんなぁ」

白巳「じゅるる」
悠「防寒ではない、白巳だ!!」

ともき「めっちゃヨダレ垂らされてんぞ」

悠「白巳の唾液は汚くないからセーフ」

マリア「ああ、幼女のヨダレは甘露的なやつですか。このド変態が!!」

悠「なにもいってねぇだろ!!」

拳二「まぁなんだ……捕まんなよ」

悠「うるせぇ!てめぇが豚箱はいっとけ!!」

拳二「かっかっか、そんときゃ面会こいや」

悠「誰が行くか!」

拳二「とりあえず金」

悠「この泥棒が!」
バッ!
パシッ!
拳二「泥棒じゃなくてヤクザじゃ」

マリア「拳二さんは舎弟とかいないんですか?」

拳二「候補は居る」
ガシッ
悠「肩組むな、腋臭が臭い」

拳二「……」
グググッ!
悠「やめろぉっ!引っ張り込むなぁっ!」

白巳「くぅくぅ」

ともき「白巳を避難させてるところは褒めてやる。」

マリア「悠さんは就職先が決まっててばっちりですね。」

悠「例え天地がひっくりかえってもコイツの下にはつかねぇ!!」

拳二「お前ならすぐに幹部になれっぜ?」

悠「でも、お前の下じゃん」

拳二「そらそーだ」

悠「お前を兄貴とかオジキとかいいたくない。絶対に」

拳二「いえよ、そして敬えや」

悠「ガッデム!」

マリア「でも、部下とかはいるんですよね?」

拳二「そらまぁ動く奴らはいるけど舎弟ってのはマジでいねぇな。」

悠「……」

拳二「なンか言いたそうな顔だな」

悠「お前の射程になりたい奴なんか要るのかよって心の中で考えてる顔だ」

ともき「言ってる言ってる」

拳二「昔は大勢いたぜぇ。っても、半グレばっかりで腕っぷしも根性も大したことない奴らばっかりだったけどな」

マリア「そのひと達はどうしたんですか?」

拳二「崇に全部任せた。雑魚ばっかりだったが今ではS・ウルフの顔役になってる奴らもいる。ふー……。」

ともき「えーと、それはどうしてですか?」

拳二「俺ぁ……喧嘩は得意でも。育てるなんて器用な真似はできねぇ。だけど、崇はアレで人を育てられる人間だからな。だから、ガキだけで勢力を築けている。俺ぁの理想は育てなくても自分で育って俺ぁについて来れる根性を持ってる奴なら舎弟にしてぇ。」

悠「おれは嫌だけどな」

拳二「ま、気長に待つさ」

悠「待たなくて結構。はい、小鳥遊お勉強問題!プロテスタント源流を作ったドイツで宗教改革をした人物は?」

拳二「仏教しか知らん」

マリア「レター」

ともき「ルター」

マリア「ルビー」

ともき「ルター!」
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