ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】

ーラスタ・ラヴ(2/19/夜)ー

優日「なんか面白い話して」

悠「……あー?」

優日「たまには真剣に悠の面白い話を聞いてあげようと思ってね。」

悠「え、なにこれ、コワイ」

ともき「聞いてくれるっていってんだから話せばいいだろ。」

悠「うーん……じゃあ、キャバクラの話でもする?」

ともき「それがお前の中で面白い話なのか…」

悠「面白い話だ。ただし、客としてじゃなくてキャバ嬢の目線での話だけどな。」

優日「どゆこと?」

拳二「……」

猿渡「……」

悠「おれの知り合いの高級キャバクラのママさんに聞いた話なんだが、一番上の地位に立てるキャバ嬢は褒めるのがもの凄くうまい。」

優日「それはどんな不細工な相手でもカッコいいっていうとか?」

悠「雑に言えばそうだけど基本的にどんな相手の顔を褒めるのはタブーらしい」

ともき「そうなのか?」

悠「どんな美女やイケメンでも気にしてる部分があるから、うっかりそこを褒めると逆効果になるとか。」

優日「あー、確かに私超わかる」

ともき「優日は……まぁ、そういうことだしな。」

拳二「わかるぜ。ガリガリに痩せた女がまだ痩せたいとかいってるもんなぁ」

悠「他人にはわからないものだろ。だからまず服を褒める。「似合ってる」とか「高級な服」とかな」

ともき「へー」

拳二「あっ、言われた!」

後楽「服はいわれたことある」

猿渡「オイラもあるある」

優日「フルHit」

悠「このようにとりあえず「服」らしい、そして次が「趣味」」

ともき「例えば?」

悠「年代にもよるけど「ゴルフ」「釣り」「ボーリング」があたりさわりがないとか」

拳二「あった!」

後楽「あー、聞かれた聞かれた。」

猿渡「されたなぁー。」

優日「わー……バッチリ当たってる。」

悠「で、その場合は聞いてあげることが大切なんだと。ゴルフは自慢話が多いからとにかく「すごいわね」の連発。他にも会社自慢、出世自慢、家族自慢など「すごせわね」で聞く姿勢が大事なんだと。オヤジは自慢話や武勇伝が好きだからな。」

ともき「野球とかテニスなんかのスポーツの場合は?」

悠「「ぜひ教えて♪」って甘えるのが一番だと、教えたがりが多いからな」

後楽「あー、昨日言われた」

拳二「俺ぁもだ!」

猿渡「言われた言われた。」

悠「お前らはもういいよ!っか、どんだけキャバクラいってんだよ!!」

「「「げへへへっ」」」

ともき「これだけ当たってるってことはプロはホントにプロなんだな……」

優日「キャバ嬢も大変だね。」

悠「それでは小鳥遊お勉強問題1492年アメリカ大陸を発見した人は?」

拳二「アメリカの発見?大統領か?」

猿渡「コロンブスだよ」

拳二「それ卵だろ」

猿渡「いや、コロンブスは人の名前だよ」

拳二「卵は?」

猿渡「えー……もー自分で調べてくれ……」

悠「あんなのを相手に出来るんだからキャバ嬢ぱねぇわ」
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