ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】

ーラスタ・ラヴ(2/5/夜)ー

悠「針供養」

水仙「鍼治療」

悠「ばあちゃん補聴器いる?」

水仙「婆いうんじゃないよ!」
ズドッ!
悠「痛い!っか、刺さった!額に針刺さった!!」

ともき「馬鹿が治るんじゃないかな」

悠「バカの出来ない人生なんて嫌だ!!」

水仙「残念だけどね。あたしゃ馬鹿と水虫だけは治せないんだよ」

ともき「バカは無理ですか」

水仙「無理だね」

悠「愛すべきバカといって欲しいね!!」

優日「憎さ100倍」

悠「コイツにも鍼刺してやってくれませんか?」

水仙「別にいいけど、どこをやってほしい?」

優日「じゃあ、ここら辺を」

悠「え?」

水仙「んっ」
ずぷっ!
悠「痛い!ちょ、なんでおれ!!」

水仙「ここら辺だろ?」

優日「Okです」

悠「ははーん、分かった。お前らおれのこと嫌いだな」

水仙「婆というな!」

悠「いってねぇよ!」

優日「嫌いじゃないよ。至って普通」

悠「大好きなくせに」

優日「アーダイスキダイスキー」

悠「ボイスロイドでももっと心がこもってる」

ともき「どうでもいいんだけど、痛くないのか?ソレ」

悠「刺すときはチクっとしたけど、ツボに刺してるんだから平気だよ」

水仙「いいや、適当に突き立ってるだけさね。」

悠「おい、ババァ!」

水仙「ババァいうな!」

優日「針供養」

ともき「悠に刺したところで供養になるかな……」

優日「栄養はつくかも」

悠「ったく、無茶苦茶するバアさんだ」

水仙「ちゃんと治療してほしかったら、それなりの態度取んな」

悠「いや、して欲しいって訳じゃないです。」

水仙「あ?」

悠「このバアちゃん、やりずらいわぁ。」

水仙「ば・ば・あというんじゃないわ!」

悠「駒狸さんには「おばあちゃん」って呼ばれてるだろ」

水仙「身内だからね」

ともき「至極まっとうな意見だったな」

悠「おれも駒狸家とは親族だけどな!!」

水仙「残念なことにね。」

優日「心中お察しします」

悠「押し倒すぞ、てめぇ!」

優日「鉄パイプをわきに抱えて受け止めよう」

悠「それ、熊とかに覆いかぶさられて自重で刺し殺す受け身だからな」

優日「熊よりも性質が悪い」

悠「うるせぇっ、はい、小鳥遊お勉強問題!ローマ帝国初代皇帝、アウグストゥスの称号を得たのは」

優日「奥太さん」

悠「だれやねん」

ともき「オクタウィアヌス」

悠「できれば優日にいって欲しかったわ」

水仙「そういうところがイヤラシイんだよ。」

悠「へんっ!」

水仙「……」
サクッ!
悠「んぎゃっぁ!」
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