ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

稲葉「悠、お客さんよ。」

悠「あー?」

海「ハッピ~~…バレンタインやー!」

悠「ガンポッド?!」

ともき「どーいう悲鳴だ。」

紅「お、春夏冬の仔猫ちゃんに、ともきゅんとつかさの仔猫ちゃんじゃん」

つかさ「ともきゅん?」

ともき「なんでもないから…。それより、悠生きてるか?」

悠「う~み~…縮地でとびつくなってんだろ!」

海「愛のダイブや。」

悠「ただの突進だろ!」

海「まーまー細かいことはええやん。はい、うちらからのハッピーバレンタイン。あんこだま。」

翡翠「…おまんじゅう…」

星凪「も、モナカです」

悠「おぉう、ありがとよ。」

宮塚「……ちっ」

紅「宮塚どかしたか?」

宮塚「…別に」

ともき「悠、よかったな。モテモテで。」

悠「あー、ともきゅんはそーいうこと言うんだー。ふーん。つかさ~ちょっといいか?」

つかさ「ふぇ?」

悠「はーい、じっとして…」

ともき「おい、なにする気だよ。」

悠「さぁさぁ、お立ちあい、俺の指についたチョコをつかさの唇にちょっとだけ、つけます。」

つかさ「んっ…」

悠「そして~、つかさをともきの前に連れていき……はい、ハッピーバレンタインチョコをどうぞ。お口で迎えてあげてください。」
「「「おおぉ~」」」

ともき「なっ///」

つかさ「///」

悠「送られたのは?」

稲葉「最愛の人とその思い」

悠「その味は?」

稲葉「甘い甘い初恋の味。」

悠「さぁ、今こそ…」

稲葉「二人の愛の…」

悠・稲葉「「絆を確かめあうのです!」」

優日「わぁ、ゼパルとフルフルみたい。」

梓「けど、誰がみても愛を司る悪魔じゃないよな。ありゃ、ただの悪魔だろ。」

悠「さぁさぁ、ともきどうする?」

ともき「っ…で、できるか!」

悠「ヘタレめ。」

ともき「ぶん殴るぞ!」

悠「やぁん、ともきゅんが切れた。」

千草「当然だと思うわ…。」

鈴猫「はぁはぁ…た、ただいま。」

美喜「お帰り、わりと速かったわね。」

鈴猫「ま、まぁね…けど、なんか身体重くて疲れちゃった…」

真桜「予想以上に体力バカなの」

鈴猫「ひゃう!ま、真桜アンタ、いつのまに…」

真桜「まさか背中にしがみついたの気づかないとは…思わなかったなの」

悠「お?まお、珍しいな出歩いてるなんて。」

真桜「バカネコに掴まってきたなの」

鈴猫「誰が体力バカ脳筋ネコよ!」

梓「いや、言ってなかったすよ?」

真桜「まぁ…いいなの。それより、ハッピーバレンタインなの」

悠「……なんだ?」

真桜「真桜を食べていいぞなの」

悠「十年はええよ。」

鈴猫「そうだ!悠!」

悠「あん?」

鈴猫「はい、これ!ぼたもち!」

悠「お、おう。ありがと。」

稲葉「ぼたもち…ちょっと弱いわね。」

六花「弱い?強いのは?」

優日「悠だから、虎屋の羊羮なんかが効果抜群だよ。」
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