ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(1/30/夜)ー

悠「ラスタ1000回達成!おめでとう!」

崇「……」

悠「……え、何その目。」

崇「いや、何を言ってるんだと思って。」

悠「うぉい!」

氷室「崇。千回来店したという事ですよ。」

崇「とっくに千回なんか越えてるだろ。少なくとも三千回ぐらいは」

悠「わかっていってるだろ!!」

崇「なにを興奮してる?大丈夫か?」

悠「ぴゃあぁぁー!」

崇「…………」

悠「その冷たい目やめろ!!」

崇「はぁ…」

悠「ため息もダメっ!!」

崇「なら、どうしろと?」

悠「祝福しろ」

崇「……」

悠「あ、いや、祝い事なのでね?」

紅「ガチ睨みにビビったな」

悠「はい」

ともき「素直か」

悠「いいから、お祝いしなさいよ!!」

崇「はぁ……うるさい奴だ。おい、酒をふるまってやれ。」

碧「じゃあ、飲み放題ってことで!」

後楽「うおおぉぉぉっ!」

悠「てめぇが大喜びしてんじゃねぇ!!」

後楽「でも、お祝いだろ?」

拳二「祝い事なら無礼講だろ」

悠「あれ……?」

ともき「どうした?」

悠「女の子は?」

摩耶「いないね」

悠「なん……だと?」

紅「悠が何するかわからないから隔離されたんじゃないか?」

悠「おれが何するっていうんだ!!」

ともき「セクハラ」

悠「それは挨拶」

寅「死ね」

悠「いやいや、まぁ、セクハラは置いといて女の子は居るだろ。女子呼んで!」

千夜「うぜぇ」

左近「あ、小鳥遊さん。あっちで「おとめ」の方々が……」

悠「やっほーい!」

貂蝉「うふんっ!」
卑弥呼「むふんっ!」
お熊「ぶほほっ!」

悠「……あ、じゅくのじかんだからかえらないと」

貂蝉「あっらーん!照れるなんてー!」
ガシッ
悠「ひぃっ!」

ともき「捕まった」

緋斗「うわぁ…」

悠「道連れだ!」
がしっ!
緋斗「なんでやっ!」

福太郎「賑やかやね。」

ともき「大騒ぎしてるのはひとり……いや、今は二人かな。」

貂蝉「ほほほっ、久しぶりねぇーん!」

悠「できればもう会いたくなかったよ……」

卑弥呼「がははっ、照れちゃって可愛いのぅ!」

緋斗「……」

お熊「あんら、綺麗どころに囲まれてるからって緊張しなくていいのよん」

楽子(後楽)「はーい、お飲み物つくりますわよーん」

悠「てめぇ、後で絶対ぶっ殺す」

楽子(後楽)「いやぁーん」

ともき「あの不出来な女装で化けてるつもりなんだろうか」

福太郎「なんや後楽さんは騙すんは得意でも化けるんは苦手らしいで」

亮「っていうか、なんであっち側に混じったんだ?」

金剛「さぁ……」

貂蝉「気分はどう?」

悠「オカマバーにいる気分」

お熊「まぁ、綺麗どころに囲まれて緊張しちゃってるのね。」

悠「ダメだイヤミも通じない」

緋斗「たすけて…」

楽子(後楽)「お飲み物は何がいい?注文してくれないと口移しで……」

緋斗「何でもええんで普通のください!!」

楽子(後楽)「あと、なにか食べたりもしたいわねぇ。でないと、あなた自身を……」

緋斗「出前でも何でもどうぞぉ!!」

道玄「完全に悪徳商法だな」

雲水「がはははっ。ぼったくりバーも真っ青だなありゃ。」

猿渡「ああやって大人になっていくってこったな。キキキッ」

灯「父さんもそういう経験が?」

猿渡「はは、ハハハッ」

天馬「笑って誤魔化すんじゃない」

弩躬「っても、東さんは(昔は)イケメンだったからああいう店に縁はなかったんでは?」

猿渡「モテたからこそ、ああいう店にもいきまくってたわ。」

天馬「そのせいで少なからず十神将の駒狸と酉居以外は一度は迷惑かけられてるんだよっ!!」

弩躬「具体的には?」

天地「金が足りなくて立て替えたな」

琥珀「…肯定…」

猿渡「夜見のジジイには絞められかけたこともあったっけかな。」

夜見「……」

灯「お父さん、後ろ」

猿渡「きききっ、でもいい思い出だろう。だからあいつらもいい思い出になるんだよ」

夜見「…………」
グッ、ミヂヂッ!
猿渡「いたたた?!耳!ひっぱるなって!」

弩躬「いい話で終わらせようとしても無駄でしたね」

寅「アホだろ。」

千夜「アホだな」

悠「しくしく、しくしく」

義鷹「……」

悠「ハッ!義た……」

義鷹「……」
スゥッ

悠「うおおおぃっ!」

貂蝉「あらぁん、興奮しちゃってぇー。」

ともき「ついには天に叫び出したぞ」

福太郎「なんか見えたんかもしれんで」

禅「……」
カタカタ
『大丈夫でしょうか?』

崇「騒いでる間は死にはしない。」

王「やーやーやーやー」

崇「……お前か」

ジュリエッタ「このたびは何かわかりませんがおめでとうございますっと、王さんは仰っています」

崇「いっていないだろ。」

漆原「すみやせん、こういう騒ぎが好きな方でして。」

崇「妙な気は起こすな」

漆原「それはもちろん。」

拳二「おーい、酒だけじゃあれだから出前とるぞ。食いたいものある奴は電話しろ電話。」

紅「俺、千夜ちゃんちの中華食いたいわ」

千夜「ふざけんな」

戌塚「気持ちはわかるぞと」

千夜「お前もうぜぇ」

ともき「人数多いしピザとかでいいんじゃないかな。サイドメニューでパーティプレートみたいなのもあるだろうし」

摩耶「さすが出来る男。」

ともき「いや、別に……あ、すいません。」
トッ
光臣「……」

ともき「っ……」

柏「光臣いくぞ。」

光臣「はっ。」

ともき「……」

摩耶「どうかした?」

ともき「あ、いや、今柏さんたちが居たんだけど……出ていったみたいだ。」

金剛「マジか…。」

摩耶「金剛君が連れてきたんじゃ?」

金剛「ないない」

悠「ぜぇぜぇっ」

ともき「あ、出てきた」

悠「なんとか緋斗に押し付けてきたぜ!」

摩耶「あはは、酷っ♪」

悠「だって怖かったんだもん。ガチで、ガチでっ!!」

金剛「気持ちはわかる。」

悠「ってか、性別女子の方はいらっしゃいませんか?」

ともき「居ないっぽいぞ」

悠「あぁぁんまりだぁぁぁっ!」

ともき「それを言いたいだけだろ」

悠「いやいや、ほんとに、ホントに女子が欲しい」

紅「摩耶と灯で我慢しとくしかないんじゃね?」

悠「その二人が居なかったらおれは今頃爆発してる」

ともき「なんでだよ…」

崇「お前は少し女から身を離せ」

悠「そんなの耐えられません!!」

妙見「男の子もいいですよ」
スッ
独「やめてくだい、ホントに。」

悠「それでいいのか教師!」

妙見「教師だって一人の人間です。十人十色の性癖が……」

悠「そういのいいから!」

雷太郎「アホだな」
風太郎「バカだね」

雲水「がははっ。英雄色を好むっていうだろ。だから、小僧はあれでいいんだよ。」

雲山「いや、良くはないと思いますけど」

雲水「そうういうならお前もさっさと嫁作ってカカァに孫見せてやれ。」

雲山「ぐっ、このぉ……!」

魁人「雲山が珍しく言い淀んでる」

伊万里「まぁ……いまのはしゃーないわな。」

悠「とりあえず、一応いつものやっとくか。」

ともき「いつもの?」

悠「小鳥遊お勉強問題!アテネの哲学者で危険思想として殺された人間の普遍的な心理を探求した人は?」

「「「知らん」」」

「「「ソクラティス」」」

ともき「ピザ来たぞ」

悠「くそう、こうなったら飲み食いしてやるっー!!」

水鼠【1000回達成ありがとう。これからもよろしくね。】
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