ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(1/3/夜)ー

悠「運命を変えたい」

ともき「は?」

マリア「具体的には?」

悠「ムリゲーを運ゲーに変えたい」

ともき「知らんがな」

悠「もっと愛をもって接して」

マリア「哀をもって?」

悠「哀しみは要らない」

ともき「まぁ、可哀想なものではあるがな」

悠「誰が?」

ともき「お前だよ」

悠「小前田さん?」

ともき「……」

マリア「同じネタばかり!」

悠「噛みしめろ。スルメ芸なんだから」

ともき「はいはい」

悠「違う!もっと真剣になるのだ!」

マリア「パジャマ定期」

窈「やぁ」

悠「そこだぁっ!」
ブォンっ!
バッ!
窈「新年早々わかってた!」

悠「蚊がいたんだよ」

ともき「正確に顔面を捕えてたけどな」

窈「危なすぎる……。」

マリア「よく避けれましたね。」

窈「来ると分かってたからね。」

悠「おれのことを知ってるつもりか!だったら今おれが何を考えてるのか当ててみろ!」

窈「えーと……背中がかゆい」

悠「……」

窈「……」

悠「当ててんじゃねぇ!」
!
窈「酷い逆切れ!!」

マリア「搔いてあげましょうか?」

悠「頼むわ」

マリア「熊手と金ダワシどっちがいいですか?」

悠「おれの背中は金属じゃねーぞ」

マリア「仕方ないですねぇ。5分300円ですよ。」

悠「せめて10分だろ。」

ともき「そこじゃないだろ。」

窈「相変わらずお金にアレなんだね」

マリア「私はお金が命なんです!金金金!」

悠「金金金、騎士として恥ずかしくないのか!」

マリア「騎士以外の発言は認めない!!」

ともき「どっちも騎士じゃないだろ。」

窈「そもそもなんで騎士?」

悠「ミンサガやれ」

窈「ジョジョ読めとかサガやれとか注文が多すぎる。」

マリア「吾輩は猫である」

窈「え?」

マリア「人間失格」

窈「んん?」

ともき「もしかして注文の多い料理店っていいたいのか?宮沢賢治の」

マリア「おお、よく辿り着きましたね。」

ともき「回り道過ぎるだろ。」

悠「本当に廻り道だった。本当に、本当に、なんて遠い廻り道………。ありがとう、ジャイロ。本当に………本当に……「ありがとう」…。それしか言う言葉が見つからない…。」

ともき「誰がジャイロだ」

悠「ファニーヴァレンタイン!!」
ズドッ!
窈「ぐぇっ!」

ともき「殴るなよ……。」

悠「ふふっ」

マリア「笑ってやがりますよ」

悠「はい、じゃあ、気分が良くなったところで小鳥遊お勉強問題!青森県で発見された縄文時代の遺跡は?」

窈「うっ、ううっ……三内丸山遺跡」

悠「……チョップ」
ゴスッ!
窈「ぎゃっ!」

ともき「なんでだよ!!」
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