ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(12/25/夜)ー

悠「昼間はあたたたかかかったくせに夜は寒い」

ともき「「た」と「か」が多い」

悠「たかたかたか?」

ともき「何を言っとるんだ」

悠「わかんない」

ともき「検査受けて来い」

悠「寒いから嫌」

優日「温かかったら行くの?」

悠「ははっ、冗談ポイよ」

ともき「コイツは…」

マリア「冗談キャッチ!パスッ!」

悠「フルスイング!」
ブンッ!

優日「デッドボール」

悠「当たっちゃったよ」

ともき「全力でなにやってんだ」

「「「さぁ。」」」

ともき「仲いいなお前ら」

悠「エッチはしたことないんだけどな」

優日「うるせーバーカ」

マリア「バーカバーカ」

悠「ははっ。押し倒してやろうか!!」

マリア「お熊さんに連絡しますよ。悠さんがひと晩デートしたいっていってましたって」

悠「やめてください。本当に、やめて、ください!!」
土・下・座!!

ともき「どこまで本気で嫌がってんだよ」

悠「あのひと怖い。あの髭がばりばりに濃いのと針金みたいなすね毛してんのにストッキングはいてるのも何もかも怖い」

優日「男の娘は好きなのに?」

悠「ぜんぜん違うわいっ!!」

崇「……」

悠「よー、崇、メリクリー」

崇「いつにも増して浮かれてるな」

悠「お前はいつも氷点下だな笑顔見せろよ笑顔」

崇「お前を見てたら滑稽で笑いそうになるのは確かだ」

悠「よーし、もう今年いっぱいはお前とは口きいてやらん」

優日「今年ももうすぐ終わる件」

悠「どうせあけおめっていわにゃいかんし」

ともき「妙なところで律儀だな」

崇「別にしてくれと頼んでは無いがな」

悠「がるるっ!」

ともき「いや、唸るんなら話せよ」

悠「ホントにお前はなぁ!」

崇「何百何千回とおなじことを聞かされる身にもなれ。」

悠「……」

優日「大変ですね。」

崇「慣れてはいるが正直面倒だ」

悠「そんなことおれに言われてもなぁ?」

マリア「労わってあげたらいかがです?」

悠「なんでおれが崇を……」

ともき「世話になってるだろう」

悠「むしろおれが世話してる側だし!!」

「「「ないない」」」

悠「キーー!!」

崇「というか、クリスマスにお前らは何してる?」

マリア「このあと悠さんの家になだれ込んでご馳走になるつもりです。」

優日「同じく」

悠「なんて奴らだ!」

ともき「俺はちょっと顔出したから帰るけどな」

悠「性夜」

ともき「黙れ」

優日「崇さんもいかがですか?」

悠「なんで優日が言うんですかねぇ」

崇「秋宵月の飯を食いに行くのは悪くないな。ついでに何か労をねぎらうプレゼントを贈りたいが……。」

悠「そしてお前は真桜をなんだと思ってるんだ。」

崇「悠の世話をしている母親代理」

ともき「間違いない」

優日「確かに」

マリア「小鳥遊家は真桜ちゃんに支えられ、小鳥遊堂は久秀さんに支えられている。悠さんは何なんですか?」

崇「鉄砲玉だろ。出たら出たっきり。」

悠「泣くぞ?見たいのか?いい年こいた男がガチ泣きするのを?」

ともき「クリスマスにやめろ」

悠「それでは小鳥遊お勉強問題!一般的にはイエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭は?」

マリア「魔界転生」

ともき「まがまがしいわ」

優日「天地鳴動」

ともき「祭典ではない」

崇「……」

悠「何か言えよ」

崇「クリスマス」

悠「ひゅー」

崇「外に車がとまってる悠以外は送ってやるから乗れ」

優日「あざーす」

マリア「あざざーす」

ともき「ありがとうございます」

悠「くっそ、全速力で走ってお前らよりさきについてやるからなっ!!」
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