ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(12/22/夜)ー

悠「るーるっるるっー。るーるっるるーっ。」

ともき「キタギツネでも呼んでるのか」

悠「今のは国歌だよ」

ともき「国家?」

悠「星条旗」

ともき「なんで星条旗を口笛で……」

悠「なんか突然吹きたくなる時ってあるだろ」

ともき「百歩譲って口笛を吹きたくなる時があったとしてもアメリカ国歌を吹くことはないと思う」

悠「偏見よくないゾ☆」

ともき「チッ」

悠「夜に舌打ちするとモケーレムベンベが出るぞ」

ともき「夜口笛を吹くと蛇が出るしか知らない」

マリア「モケーレムベンベでるんですか!」

悠「でちゃうぞ!モケーレムベンベ!」

ともき「それなんだよ…」

悠「モケーレムベンベとはUMAである!アフリカ大陸中央部のコンゴ共和国、 カメルーン、ガボンなどの広大な熱帯雨林の湖沼地帯に生息しているのではないかと 想像されている!」

マリア「元々は現地人に古くから語り継がれてきた伝説上の怪物である。言い伝えや目撃談を総合すると、体の大きさはカバとゾウの間ぐらい、体長は5~10mで、ヘビのように長い首と尾を持ち、4本脚で、直径30cm以上の丸い足跡には3本の爪跡があるとされる!」

ともき「……要するに?」

悠「未確認生物」

マリア「悠さんも似たようなもんですよね」

ともき「こいつは珍獣だけどな」

悠「誰がチン自由だ」

ともき「地獄に帰れ」

悠「誰が地獄が実家やねん」

灯「地獄は偏在している……という感じですか?」

悠「ニンジャ!ナンデニンジャ!くのいち!」

灯「男ですよ?」

悠「正直いっていい?」

灯「なんでしょうか?」

悠「裸見たわけじゃないから、45%ぐらいは女じゃないかと疑ってる」

灯「45%って半分よりちょいしたじゃないですか」

マリア「命中率と考えたら信じられないほど当ててくる確率ですよ」

ともき「45%っていってるのに信じられない当ててくるってなんだ」

マリア「命中率3%が当たって98%が外れる世界ですから」

ともき「いろいろとダメだろソレ」

灯「でしたらお風呂でも行きますか?」

悠「いやー、多分入り口で止められるんじゃないかな」

灯「止められませんよ」

マリア「悠さんが欲情して襲い掛かってくるかもしれませんよ。」

悠「浴場だけに?」

ともき「悠」

悠「はい」

ともき「ちょっと高速道路に飛び込んで来いよ」

悠「怒られるから嫌」

マリア「死ぬ気は無いんですね」

灯「場所と時間帯を絞り込めば大丈夫ですよ」

マリア「さすがニンジャ!では、夢前お勉強問題!物事の手がかりがつかめず困惑している状態のこと意味する四文字熟語は?」

悠「ゴリラが夢中、略してー」

灯「ゴリムチ」

悠「なんか怖い!?」

ともき「五里霧中な」
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