ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(12/8/夜)ー

悠「君の瞳に乾杯」

マリア「あ、いま目が潰れました」

悠「なんでじゃい」

ともき「なにやってんだか」

悠「コントかな」

マリア「馬鹿に付き合ってあげてるんです」

悠「誰が馬鹿か!!」

雲水「がはははっ!楽しそうだな!」
バシィン!
悠「ぐぇっ!」

雲山「いきなりひとの背中を叩くのはやめるべきだといってるでしょう。」

雲水「がはははっ!問題ねぇ。小僧だからな!!」

悠「ろのぉぉっ」
びくんびくん

マリア「死にかけのミミズみたいな動きしてますね。」

ともき「してるなぁ」

雲水「どうした、腹でも痛いのか?」

悠「痛いのはぁ……背中じゃあ……ボケェっ」

雲水「がはははっ!」

マリア「笑ってますね」

雲山「困ったものです」

悠「いや、その一言で済まさないで…」

雲山「すいません。しかし、どうしようもないので」

悠「どうにかしろよ息子!!」

雲山「どうにかできるのなら、今こういう事態になっていません」

悠「ぐっ、ぐぬぬ」

雲水「がはははっ!気にすんな!」

悠「気にするってーの!!」

マリア「悠さんも大概なんですからいいじゃないですか」

悠「よくねぇよ!大概な奴はおれひとりでいいんだよ!!」

ともき「大概って自覚はあったのか」

悠「ねぇよ!!」

ともき「なんだこいつ……」

マリア「もう一発、背中お願いしていいですか?」

雲水「ふんっ!」
バチィン!
悠「ぴぎぃっ!」

マリア「ボンバイエー!」

雲山「猪木じゃないですよ」

悠「おごごごっ!」

ともき「楽しそうだな」

悠「どのあたりがでしょうか?!」

ともき「いや、色々と」

悠「マジか……びっくりだわ!」

マリア「天津甘栗?」

悠「甘栗むいちゃいましたってエロいよな。栗を剥いちゃいましたって……クリを!」

ともき「思いっきりどついてやってください」

雲水「いいぜぇー。」
ズドンッ!
悠「甘い!鉄壁ガード!」

雲山「……ドストレートに殴られているように見えますが?」

マリア「殴られてますね」

悠「ふっ、ふふっ」
ぶわっ…

ともき「めっちゃ脂汗でてるぞ」

悠「泣き叫びたいぐらい痛い」

マリア「あははっ!」

悠「指さして笑うところじゃないからな!!」

雲山「ですが、平気そうですね。」

悠「めっちゃ痛いけどね」

マリア「殴った側はもっと痛いんですよ!!」

雲水「がははっ……え?」

ともき「そんなことはない感じだな」

マリア「雰囲気ですよ。」

悠「いやいや、違うから。はい、小鳥遊お勉強問題。他人にたよらず、自分で自分の考えを実行することを意味する四文字熟語は?」

マリア「ラブリーゴーストライター」

悠「天使の自動書記って四文字でもねぇな」

マリア「イレブンクロコのが良かったですか?」

悠「緑の下の11人ってこれまた四文字でねぇ!!」

雲山「H×H?」

雲水「独立独歩だろ」

ともき「はい」
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