ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

紅「んで…結局美喜と澪は?」

悠「知らん。出掛けてるんじゃないか。」

六花「まぁ、待ってればそのうち帰ってくるんじゃないー?」

美喜「人の声が…すると思ったらアンタラ来てたの……。」

悠「お、美喜…って、顔色悪。」

美喜「うるさいわね…。風邪なのよ。それと、アンタは顔が悪いわよ。」

悠「うっわ~病人に悪態つかれたよ…」

紅「っか、風邪なのになんで店にいるんだ?」

美喜「家でいて、弟たちにうつしたら嫌なのよ…」

悠「だからってここでいてどうにかなる問題じゃなくね?薬とか…」

美喜「うっさい。」

悠「え~…」

六花「けど、ここって薬とか無いんじゃないですかー。」

美喜「心配してくれてありがとう。いま、澪に買いにいってもらってるわ。」

悠「なぁ、俺とリッカの扱いが180度ちがくない?」

紅「うーん…気のせいじゃないか?」

悠「そうだよな。気のせいだよな。」

紅「そうそう。気のせい、気のせい」

悠「……」

紅「……」

悠「ダメだ。誰かツッコミ呼んできてくれー!」

美喜「うっさいっての!騒ぐなら帰れ!というか消えろ!塵になれ!」

悠「ちょいとひどすぎませんですかいや?!」

紅「悠、なんか日本語が面白くなってるな。」

美喜「あー…ごめん…なんか頭ボーってなってて本心が…」

悠「え、俺だけにフル文句はなんで?ねぇ、なんで?」

澪「オーナー薬買ってきましたよ…って、皆来てたのか。」

悠「れ、澪!!」

澪「うわ、な、なんだよ。」

悠「いや、実はかくかく然々の丸々うまうまなんだよ」

澪「わかんねぇよ。」

悠「だから、たこやき買ってきたんだよ。」

澪「どっからたこ焼きの話題がわいた。」

悠「これだよ…ツッコミはこうじゃなきゃいけないんだよ。」

澪「まったく意味はわからないが…とにかく、オーナー薬です。頭痛と熱冷まし、あと飲料水も何本か買ってきたんで飲んで寝ててください。」

美喜「ありがと…そうさせてもらうわ。」

悠「あんまり熱が酷いなら優曇華院使えよ。」

ガンッ!

美喜「殴るわよ?」

悠「既に殴ってます…」

紅「うどんげってなんだ?」

澪「説明は省略するけど座薬ってこと。」

悠「ちくしょう…目から心の汗が」

澪「涙っていえよ…」

悠「鼻からはたぎるカリスマが溢れてくるし」

澪「鼻血だろ…。」

悠「はぁ~。やっぱりツッコミは必要だな。」

澪「なんでもいいけど、鼻血たらしながら笑顔になるなよ…怖ぇよ」

紅「リッカ、そこのティシュ箱」

六花「あ、はーい。口の端にソースついてたんだった。」

澪「先に悠にあげてくれ…」

悠「コイツ…ボケを持ち越しやがった……」
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