ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(11/30/夜)ー

悠「11月がおわるなんて……ウソっ!!」

ともき「いや、終わりだよ」

悠「尾張?」

ともき「終わり」

悠「おかわり?」

ともき「悠はアホ」

悠「悠はカッコいい。照れるわぁ」

ともき「……」

マリア「果物ナイフでよかったら」
ジャキン

悠「刃をこっちに向けるな」

ともき「……ありかな」

悠「ブレイク、ブレイク」

マリア「ブレイクショット」

悠「壊すな」

ともき「お前は壊れてるけどな」

悠「プォン」

ともき「何だコイツ」

吉音「パンナコッタ?食べたい!」

ともき「いってないなぁ」

光姫「パンナコッタが何かわかっとるのか?」

吉音「食べ物ってことは分かる!」

悠「うぉっ、光姫さん。どうもっす。」

光姫「うむうむ、楽していいぞ」

吉音「それでパンナコッタってなに?」

マリア「イタリアのデザートですね」

吉音「パンじゃないの!?」

ともき「そこからかぁ…」

悠「イタリア語で生クリーム(パンナ)を煮た(コッタ)と言う意味の名前で、生クリーム、牛乳と砂糖を合わせて火にかけて混ぜ、ゼラチンで固めて作るデザートだよ」

吉音「食べたい!」

悠「……」

吉音「食べたいなー!」

悠「しかたないなー」

マリア「甘い」

ともき「甘いな」

悠「デザートだけにな!」

「「「……」」」

光姫「滑っとるぞ」

悠「つるりとした口当たりのデザートですからね。仕方ないね。」

ともき「まだ、押すか」

悠「爆笑王のおれには滑ることなんかない」

光姫「自分からハードルをあげていくのぅ」

吉音「ヌードル?」

マリア「吉音さんの耳には食べ物フィルターがあるんですねきっと」

吉音「えへへっ」

ともき「褒められちゃいない」

悠「腹減ってんだな…」

マリア「むしろ空いてないときがあるんですか?」

吉音「いつでも食べられるよ!」

悠「高校球児ばりの食欲だな。とりあえず、これでも食べて小腹をみたしとけ」
スッ

吉音「お菓子?いただきまーす。」

光姫「今のは?」

悠「あかだです」

ともき「あかだ?」

マリア「まさかっ!愛知県津島市にある津島神社周辺で製造・販売されている名物菓子のことですか!!」

悠「それだ」

ともき「詳しいな…。」

マリア「でも、歯が折れるぐらい硬いんですよね。」

ともき「えっ」

悠「貰いもんだけどな。まぁ、さすがの吉音もこれは……」

吉音「ぼりぼりがりごりっ!」

光姫「平然と食べとるのぅ…」

悠「ひぇっ…」

マリア「それでは夢前お勉強問題!始めは盛んであるが、終りが振るわないことを意味する四文字熟語は?」

吉音「がりがりごりぼりっ」

悠「いい音でしょう?余裕の音だ」

ともき「まぁ、余裕だから噛み砕いてるんだろうけど」

光姫「竜頭蛇尾じゃな」

マリア「流石でございまする」
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