ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(11/11/夜)ー

悠「あんことホイップクリームサンド」

ともき「……」

優日「なにくれるの?」

悠「いや、アレって意外とウンまああ~いっ!んだよな」

ともき「その言い方なんだ」

優日「キリマンジャロの雪解け水飲んだら目玉が萎むほど涙流してお目目スッキリしそうだね」

悠「イタリア料理を食べに行こう」

ともき「あんことホイップクリームサンドの話はどうした」

悠「ああ、実はおれ、けっこうあんことクリームの組み合わせを敬遠してた口なんだよ」

優日「人間ポリバケツっぽいのに」

悠「口の中に舌捻じ込んでやろうかお前」

優日「ガキン!ガキン!」

悠「歯をかみあわせて威嚇すんな!」

ともき「話しすすめろよ」

悠「いや、これだけは言っとく……おれは割と好き嫌い多いから人間ポリバケツではない!!人間ポリバケツはミハイルだっ!!」

ともき「はいはい」

崇「なにを騒いでる」

優日「悠が騒いでます」

崇「……」

悠「おい、ひとを射殺すような目で見るんじゃない」

崇「ここでうるさいのはいつもお前だな」

悠「おれがそうやって皆を笑顔にしてるんだよ」

崇「…………」

悠「だから、その射殺す目やめろ」

崇「残念なことに睨んだだけで死んだやつはいない。」

優日「そして殺しても死なないのが悠」

悠「これがわからない」

優日「わかれよー」

ともき「それでもう話はいいのか?」

悠「そうそうあんことホイップクリームの話なんだけど」

崇「……」

悠「なんじゃい!」

ともき「なにもいってないだろ」

悠「目が!あの目が!」

優日「死線恐怖症かな?」

崇「頭が可哀想なんだろ」

悠「可哀想ちゃうわい」

ともき「……」

悠「いい加減、何が言いたいかというと……あんことクリームの組み合わせがなんかピンっと来てなかったんだよ。でも、あんぱんと牛乳が合うんだから、クリームも合わないわけないんだとハッとなったんだよ」

ともき「それだけのためにここまで話を伸ばしたのか……」

崇「いったいなんの話だ」

優日「あんことホイップクリームサンドの話です」

崇「……そうか」

悠「理解する気ないな」

崇「理解する必要もないだろ」

ともき「ないです」

悠「おれの好みを知れるチャンスだぞ?」

崇「酒と女だろ」

悠「おれはヤマタノオロチか何かか!」

ともき「間違ってないだろ」

悠「まぁね」

優日「それでは月見里お勉強問題!物事をおおげさに言うことの意味の四文字熟語は?」

ともき「針小棒大」

悠「棒大ってなんかエロいよな」

崇「去勢しろ」

悠「ふぁっ?!」
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