ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(11/10/夜)ー

悠「寒い」

ともき「はいはい」

悠「違う!もっと真剣になるのだ!」

マリア「パジャマ定期」

ともき「いや、そういうんじゃなくて普通に空返事なだけ」

マリア「故意ですってよ」

悠「なに、鯉だと!じゃあ、鯉こくにするか」

マリア「故意酷?」

悠「鯉こく」

ともき「めんどくさいやり取りやめろ。」

マリア「じゃあ、あやとりします?」

ともき「なんでだよ。」

悠「糸はあるのか?」

マリア「ワイヤーなら」

ともき「指切断するだろソレ」

マリア「あとは有刺鉄線ぐらいしか」

ともき「なんでそんなもん持ってるのかが分からない」

悠「どっかから盗んできて売っぱらってんじゃないだろうな」

マリア「そんなことするなら、もっと金目のものを盗みます」

悠「真理だな」

ともき「ちげーよ、馬鹿!」

悠「愛すべきが抜けてるぞ」

ともき「ああ、確かに抜けてたな「正真正銘の大」ってのが」

マリア「良かったですね。大馬鹿野郎さん」

悠「まぁ、逆に清々しい……ンッンー♪実にすがすがしい気分だ!歌でも一つ歌いたいようなイー気分だ!」

マリア「DIO、DIO」

悠「違う!もっと真剣に……」

ともき「テンドンにもなってねーぞ」

悠「そういえば昨日さ、晩御飯前に小腹がすいたから、なんかオヤツないかって真桜に聞いたんだよ」

ともき「なんか情けないな」

悠「そしたら黙ってモチを出された」

マリア「なに餅ですか?」

悠「素のモチ」

ともき「ええと、磯辺焼きとか?」

悠「いいや、普通のモチ」

マリア「あんこ入りとか」

悠「真っ白い、普通の、モチ」

ともき「……キレてたのか?」

悠「おれもそう思って黙って食ったんだよ」

ともき「食ったのかよ」

悠「そしたら「おかわりいるかなの?」って……」

マリア「おや、ホラーかな?」

悠「おれもなんか思考が鈍ってたらしく、いただきますっていったら……」

ともき「いったら?」

悠「また、モチが出てきた」

ともき「……」
マリア「……」

悠「さすがに素のモチを連続で食うのはつらいから醤油かけて食ったよ」

ともき「……オチは?」

悠「なんか去年の余ってるモチを今年中に処理したいらしい。考えてみれば冷凍庫にたっぷりあるんだよな。切り餅」

ともき「怒ってはなかったんだな」

悠「いや、晩飯前に物食うなってのはあったらしい」

ともき「実に正論」

マリア「それでは夢前お勉強問題!昔の勢いを失いひたすら没落に……」

悠「孤城落日!孤城落日!!孤城落日!!!」

マリア「ウザいです」

ともき「確かに」

悠「ええっ…」
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