ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10
ーラスタ・ラヴ(11/8/夜)ー
悠「最近はナマハゲが子供を泣かすと虐待扱いされるらしいぞ」
ともき「えぇ…」
悠「それで今では宿題の面倒を見るとかがナマハゲの主流らしい」
ともき「もうなんなのかわからないな。」
悠「食い殺すぐらいでいいのにな」
ともき「虐待どころじゃない」
悠「だって妖怪だべ?」
ともき「心優しい妖怪枠だろ、ナマハゲは」
悠「心優しい妖怪っていうけど、うちにいる座敷童子なんて偽物だぞ」
ともき「偽物じゃないだろ」
優日「逆に狸妖怪は本物じゃない?」
悠「笑えねぇ、笑えねぇよ」
優日「大事なことだから二回いった」
悠「なんかもっと楽しい話しようぜ」
優日「南米と南極大陸を除く各大陸とその周辺地域の淡水に生息し、雌雄異体の卵胎生で……」
ともき「それ、楽しい話じゃなくてタニシの話だろ」
悠「タンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称?」
ともき「そりゃタンニンだろ」
優日「じゃあ……」
ともき「もうツッコまないぞ」
悠「じゃあ、タンニンの話を続けるか」
ともき「なんでだよ」
優日「ワインでもタンニンってよくいうよね」
悠「ワインにおける『タンニン』は、ひとことで言えば「渋味」だな。わかりやすいもだったら、渋柿のあの「渋味」。あれは「柿タンニン」とよばれる成分だ。」
優日「知ってる」
ともき「知ってる」
悠「ドヤ顔解説したおれへの配慮は?」
ともき「そんなもんはない」
優日「すいません。それ、来月からなんです。」
悠「じゃあ、雑炊は?」
優日「すいません。ですから、それも来月からで」
ともき「孤高のグルメコントしてんな」
悠「じゃあ、タンニンの話に戻るけど正確には、タンニン(tannin)は植物に由来する水溶性化合物の総称で、本来は革製品をなめす時に用いる物質を指す言葉だ、現在ではポリフェノールの化合物のひとつとして広範囲に呼ばれるようになってる」
ともき「なぜ、タンニンの話を続けてるんだ……」
優日「ともき君がツッコミ放棄したからだわよ」
ともき「俺のせいかよ!?」
悠「タンニンは口に入れると強い渋味を感じる。こいつはタンニンが口中のタンパク質と結合して変性する際に起こる現象と言われ、渋味は味覚というよりは一種の触感に近い感覚だと考えられてるらしい。だからワインの解説なんかでは渋味で口の中が収縮する感覚から「収れん性」「収れん作用」と表現することがある。」
ともき「あれ、これワインの話だったけ?タンニンの話だっけ?」
優日「ワインの担任の話」
ともき「そのタンニンじゃない」
悠「ワインの場合、タンニンは赤ワインに多く含まれ、白ワインは微量だ。これは赤ワインの醸造過程で葡萄の果皮や種子に含まれるタンニンが抽出されるからで、熟成の際に使用するオーク樽からもタンニンが抽出る。」
優日「家にワイン樽とかほしい」
ともき「どれだけ飲む気だよ」
悠「あるだけだよな」
優日「あるだけだね」
ともき「お前らなぁ…」
悠「それでタンニンはワインに味の深み(複雑さ)を与えるとともに、熟成において酸化を防ぐという重要な役割も持ってる。んで、時間の経過とともにタンニンは他の物質と結合し、塊が大きくなると澱(オリ)となり瓶底に沈み、渋味は徐々に弱くなっていく。「渋味の強いワイン」や「収れん性の強いワイン」は、一般的にまだ飲み頃に達してなくて「若いワイン」とされ、熟成させてから楽しんだほうがいい」
優日「高級店のワインセラーで澱の出来てるワインを振ってみよう」
悠「ちなみにやったらガチで怒られて目玉が飛び出るほどの値段で買わされるぜ、ケケケッ」
ともき「なんなんだ」
悠「はい、小鳥遊お勉強問題!会う者はかならず別れがあるということの意味の四文字熟語は?」
優日「死別」
ともき「四文字でもねぇ」
優日「……ルドン送り」
ともき「だから四文字じゃねぇ」
悠「ルドン送りは狙っての謀殺だしな。」
ともき「はいはい、会者定離、会者定離」
悠「最近はナマハゲが子供を泣かすと虐待扱いされるらしいぞ」
ともき「えぇ…」
悠「それで今では宿題の面倒を見るとかがナマハゲの主流らしい」
ともき「もうなんなのかわからないな。」
悠「食い殺すぐらいでいいのにな」
ともき「虐待どころじゃない」
悠「だって妖怪だべ?」
ともき「心優しい妖怪枠だろ、ナマハゲは」
悠「心優しい妖怪っていうけど、うちにいる座敷童子なんて偽物だぞ」
ともき「偽物じゃないだろ」
優日「逆に狸妖怪は本物じゃない?」
悠「笑えねぇ、笑えねぇよ」
優日「大事なことだから二回いった」
悠「なんかもっと楽しい話しようぜ」
優日「南米と南極大陸を除く各大陸とその周辺地域の淡水に生息し、雌雄異体の卵胎生で……」
ともき「それ、楽しい話じゃなくてタニシの話だろ」
悠「タンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称?」
ともき「そりゃタンニンだろ」
優日「じゃあ……」
ともき「もうツッコまないぞ」
悠「じゃあ、タンニンの話を続けるか」
ともき「なんでだよ」
優日「ワインでもタンニンってよくいうよね」
悠「ワインにおける『タンニン』は、ひとことで言えば「渋味」だな。わかりやすいもだったら、渋柿のあの「渋味」。あれは「柿タンニン」とよばれる成分だ。」
優日「知ってる」
ともき「知ってる」
悠「ドヤ顔解説したおれへの配慮は?」
ともき「そんなもんはない」
優日「すいません。それ、来月からなんです。」
悠「じゃあ、雑炊は?」
優日「すいません。ですから、それも来月からで」
ともき「孤高のグルメコントしてんな」
悠「じゃあ、タンニンの話に戻るけど正確には、タンニン(tannin)は植物に由来する水溶性化合物の総称で、本来は革製品をなめす時に用いる物質を指す言葉だ、現在ではポリフェノールの化合物のひとつとして広範囲に呼ばれるようになってる」
ともき「なぜ、タンニンの話を続けてるんだ……」
優日「ともき君がツッコミ放棄したからだわよ」
ともき「俺のせいかよ!?」
悠「タンニンは口に入れると強い渋味を感じる。こいつはタンニンが口中のタンパク質と結合して変性する際に起こる現象と言われ、渋味は味覚というよりは一種の触感に近い感覚だと考えられてるらしい。だからワインの解説なんかでは渋味で口の中が収縮する感覚から「収れん性」「収れん作用」と表現することがある。」
ともき「あれ、これワインの話だったけ?タンニンの話だっけ?」
優日「ワインの担任の話」
ともき「そのタンニンじゃない」
悠「ワインの場合、タンニンは赤ワインに多く含まれ、白ワインは微量だ。これは赤ワインの醸造過程で葡萄の果皮や種子に含まれるタンニンが抽出されるからで、熟成の際に使用するオーク樽からもタンニンが抽出る。」
優日「家にワイン樽とかほしい」
ともき「どれだけ飲む気だよ」
悠「あるだけだよな」
優日「あるだけだね」
ともき「お前らなぁ…」
悠「それでタンニンはワインに味の深み(複雑さ)を与えるとともに、熟成において酸化を防ぐという重要な役割も持ってる。んで、時間の経過とともにタンニンは他の物質と結合し、塊が大きくなると澱(オリ)となり瓶底に沈み、渋味は徐々に弱くなっていく。「渋味の強いワイン」や「収れん性の強いワイン」は、一般的にまだ飲み頃に達してなくて「若いワイン」とされ、熟成させてから楽しんだほうがいい」
優日「高級店のワインセラーで澱の出来てるワインを振ってみよう」
悠「ちなみにやったらガチで怒られて目玉が飛び出るほどの値段で買わされるぜ、ケケケッ」
ともき「なんなんだ」
悠「はい、小鳥遊お勉強問題!会う者はかならず別れがあるということの意味の四文字熟語は?」
優日「死別」
ともき「四文字でもねぇ」
優日「……ルドン送り」
ともき「だから四文字じゃねぇ」
悠「ルドン送りは狙っての謀殺だしな。」
ともき「はいはい、会者定離、会者定離」