ｰラスタ･ラヴｰ

千草「それで、いっつも同じ場所で詰まるのよ」

悠「何回避けても避けれれない。だな。」

千草「エアーマンくらいなら倒せるわよ。だいたいあの鎧がペラペラ過ぎるのがダメね。触れたら崩壊ってどうなのよ」

悠「その辺に落ちてるからボロッボロなんじゃねぇの？」

千草「魔界の装備でしょ。言い換えれば魔装備なのに…」

澪「さっきからなんの話を？」

悠･千草「「超◯界村」」

澪「は、はぁ…」

悠「っか、お前なんで最近ここ来てるんだ」

千草「あによ、私がバーに来たらいけないわけ？」

悠「未成年がバーに出入りするなよ。」

千草「アンタも未成年でしょうが…」

澪「まぁ…俺も含めて大半が未成年だけどな。」

悠「……」

千草「……」

澪「……」

悠「この話題は止めとくか」

千草「そうね。」

澪「あぁ、それがいい。」

悠「っか、あれだろ…亮が居るとしたら最近ここに来てるからだろ。」

千草「それも無くは無いけど、私だって亮を24時間束縛してる訳じゃないのよ？今日だってミッキー(美喜)に会いに来たんだし」

悠「さよけ」

千草「てゆーか、入り浸ってるのは悠の方じゃないの？」

美喜「ほぼ毎日いるわよ。」

悠「うちでボーッとしてると真桜の目が冷たくて、居場所が無いのですよ。だから、ここか、ファミレスか男爵で時間潰してる。」

美喜「超迷惑ね。」


悠「うぉい、うぉい、客だぞ。」

千草「てゆーか、うちの店でも入り浸ってたの…」

悠「轟さんばっかに働かせるなよ。」

千草「夜は私も手伝ってるわよ。てゆーかアンタには言われたくないわね。」

悠「そりゃごもっともです。」

ともき「よーす。」

亮「おじゃまー」

悠「お、そこのウニ頭のイケメン。ここにちょっと人の関節とか曲げるのが趣味の凶暴な女がいるぜ。お安くしとくがどうだい？」

千草「そんな悪趣味ないわよ。」

悠「痛てて！いったそばから小鳥遊さんの腕が曲がらない方に向かってますよ！」

亮「はは、じゃあ、その人テイクアウトでいくらだ？」

千草「やぁね、亮はプライスレスよ。」

亮「そか、じゃあ…とりあえず悠を解放してあげてくれ」

悠「うぉぉ…危うくGIジョーみたくなるとこだった。」

ともき「余計なこというからだろ。」

悠「ともきん、怖かったわ！」

ともき「キモいから胸に顔を埋めるな……」

悠「あぁ、ともきんって胸板厚いのね…。」

千草「ともきん。投げ捨てていいわよ。」

ともき「っか、力強くて引き剥がせねぇ……」

亮「なんかそういう宇宙生物がいたな。」

悠「誰がフェイスハガーやねん！」

美喜「フェイスハガー？」

澪「エイリアンの幼態ですよ。首に巻き付いて卵植え付けてくる」

美喜「あぁ、やっぱり人外ね。」

ともき「っか、人害だよ。」

千草「ともきんに座布団一枚。」

悠「俺の扱いひどくね？」

亮「皆、悠が好きなんだよ。たぶん。」