ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(11/6/夜)ー

悠「野生動物は弱肉強食だよな」

ともき「藪から棒だな」

悠「いいえ、壁から釘です」

寅「……」
ペキッ、パキッ

悠「なんで!なんで指の骨を鳴らして威嚇してんの!」

寅「強肉強食だ」
スッ

悠「いや、しらないし、立たなくていいから座って」

ともき「それで何の話の前ふりだったんだ」

悠「あ、そうそう。昨日はシャーロットちゃんで盛り上がっただろ」

ともき「盛り上がってはない。結局あのあと鈴猫さんが悲鳴を上げただけだ」

寅「シャーロット?」

悠「これ写真」
スッ
寅「……キモイ」

悠「カーテンとか開けて裏にへばり付いてたら悲鳴どころか腰抜かすよな。ひひひっ」

寅「……」
ゴッ!
悠「いてぇっ!?」

ともき「まぁ、妥当だな」

優日「楽しそうだね」

悠「殴られてるんですけど!!」

優日「殴られてない日がある?」

悠「…………あ、あるよ?」

ともき「自信なしか」

寅「毎日殴ってやるよ。おら、立て」

悠「なにこの戦闘狂(バーサーカー)怖い」

優日「ニンジャだったら?」

悠「アイエーーー!ニンジャ、ナンデ、ニンジャ!」

寅「……」
ひゅっ、ガンッ!!
ぎぃん!
悠「あっぶねぇぇぇっ!」

碧「椅子でガードすんな」

寅「……」
ぐぐっ!!
悠「ひえぇっ!こいつ、押しつぶそうと足を振り上げたまま力こめてきているっ!!」

ともき「それで弱肉強食がどうしたって?

悠「この状況で話を進めろってかー!

優日「うん」

悠「ええっ…」

寅「……」
クンッ、ズドッ!
悠「ぐふぇっ!!」

優日「すごい!軽く押しのけて可変ミドルキック!」

悠「ごほっごほっ!」

寅「チッ浅い…。」

ともき「で、弱肉強…」

悠「心配しろよ!!」

ともき「してるしてる」

悠「あ、そーぉー?ならいいや。ええとな、ちょっとすごい画像で蛇とトカゲのものなんだが……まぁ、見てくれ」
スッ

ともき「これは……」

優日「食べられてるけど食らいついてる……っていうか、トカゲの目怖っ!!」

寅「意地だな」

悠「野生の神秘っていうか、野生の根性。まさに生きるって感じだろ。」

ともき「といか、どっからこういうの見つけてくるんだ…」

悠「最初は蛇を見てたんだけどいろいろとみてるうちに出てきてな。ちなみに「絶対にあきらめないトカゲ」で出てくるぞ」

寅「お前もこれぐらいの根性見せろ」

悠「……はい、小鳥遊お勉強問題!悲惨な状態に陥り、泣き叫ぶこと意味の四文字熟語は?」

寅「阿鼻叫喚だ」

優日「今から悠が体現するんだね!」

悠「ぴぃっ…」
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