ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(11/2/夜)ー

悠「トランプしようぜ」

優日「クリントンを逆転したらしいね」

悠「昨日もやったよ!ドナルドトランプのネタは!」

ともき「テンドンはお前の得意分野だろ」

悠「壁ドン?」

優日「ああ、あの後頭部掴まれて壁にドンッて叩きつけられる奴でしょ」

悠「まぁ、そっちの壁ドンは嫌いじゃない。」

優日「やられなれてるもんね!」

悠「やる側だ!」

ともき「ちなみにやった側とやられた側はどっちが多い?」

悠「…………叩きつけられた側かな。顔面でなくても胸ぐら掴まれて投げつけられたり、肘鉄を胸部に打ちこまれつつ壁にドンしたり。」

ともき「真面目によく死なないな」

悠「人間ってそう簡単に死なないし。」

紅「マジで?」
ブォン!
ガィィンッ!
悠「あぷるっーー!」

優日「リンゴ?」

ともき「あぶねーと言いたかったんだと思うう。多分」

悠「いや、背後からバット振り下ろされた、おれの心配は?」

紅「平気なんだろ」

悠「死ななといったまでで平気とは言ってない!」

ともき「いや、死ぬけどな」

優日「バットが駄目なら釘バットで」

悠「致死性あがってる!」

紅「でも、釘バットの正しい使い方って急所を狙わずに当たった場所に致命傷にはならないけど深手を負わせるのが目的だろ」

悠「そうだな」

ともき「いや、違うだろ」

紅「まぁ、釘バットにこだわらなくてもゴルフクラブの先に釘打ちこんで振り回してくるような奴もいるけどな」

悠「リーチはあるし力も一点にかかるから凶器の部類としては上位だな」

ともき「スポーツ道具に謝れ」

悠「おれはそんなことしてねーし、使わねぇよ!!」

紅「使われる側だもんな」

悠「もっとヤバいもんで狙われることも度々……」

優日「なんで生きてんの?」

悠「まるで生きてることが不服みたいに聞こえるんだが」

優日「マッカーサー」

悠「ポツダム宣言」

紅「……」
チャッ

悠「なんでバット構えた!」

紅「あ、気付かれた……まぁいいや」
ブォン!
悠「うぉぉぉっ!シャドーステップ!」
バッ!

ともき「ただの横飛びだな」

紅「あははは。当たらないかぁ。」

悠「っか、意地でもフルスイングするのやめい」

紅「悠の頭をフルスイングで来たら願いが叶う気がするんだよ」

悠「叶うか!!」

優日「いや、もしかしたら……」

悠「そんなんで願いが叶うんなら、十神将をはじめ他数十名が願いかなってるだろ。」

ともき「どれだけ頭を殴られてるんだ…」

悠「いってて悲しくなってきた」

紅「笑っとけ笑っとけ」

悠「ひゃひゃひゃひゃっ!」

ともき「気色悪い!!」

優日「それでは月見里お勉強問題!遠方あるいは将来や人の心などを見通す力の故事成語は?」

悠「邪気眼」

ともき「そりゃお前だ」

悠「うおぉぉっ、右目が右目がうずくぅっ!」

紅「千里眼だろ」

悠「そういえば目黒に千里眼ってラーメン屋あったな」
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