ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(10/31/夜)ー

悠「お菓子の山」
ドザザザッ!

ともき「なんなんだ」

悠「いや、真ハロウィンだからお菓子」

優日「いただいてよろしいのでござるか?」

ともき「なぜ武士口調」

悠「良きにはからえ」

優日「菓子じゃ菓子じゃ!」

マリア「菓子祭りじゃ!」

吉音「お菓子ー!」

ゆえ「まつりだー……!」

ともき「ああ、急に山がちっぽけに思えてきた」

悠「ハロウィンのお化けより恐ろしい集団だぜ」

ゆうな「それにしても随分と気前イイね。」

悠「タダだからな」

ともき「なんで…」

悠「賞味期限が近いのばっかりだからだ。」

ともき「つまり?」

悠「廃棄されるものばっかりってこと」

ともき「おいおい、それ大丈夫なのか」

悠「腐ってはない。ただ、賞味期限が近いから本来は廃棄処分するやつをもらってきた」

ともき「どっから」

悠「親父の会社の食品倉庫。ちなみに欲しいならカップ麺とかもあるぞ。」

ともき「いいのかそれ…」

悠「ホントはダメだけどな。」

ともき「ダメなのかよ…」

優日「私はもらいたいな」

マリア「私も欲しいですね。っていうか、多少賞味期限きれてても私は平気です」

ともき「おいおい」

吉音「でも、食べられるのになんで廃棄されるの?」

マリア「最近はコンビニのお弁当とかも一時間前にはキッチリ廃棄されますからね。そういうのをまとめて回収してるってことですよね?」

悠「そういうこと。でも、もったいないからパクッて……もらってきちゃった」

ともき「いま、思いっきりパクってっていったよな」

悠「いってますん」

ともき「どっちだよ」

マリア「どのぐらいもらってきたんですか?」

悠「だいたい……トラック一杯」

ともき「なんでだよ…」

悠「いや、どうせうちならゆえが消化するだろうし」

ゆえ「はい……!」

ゆうな「うちのいもうとのいぶくろは暗黒空間だ!」

優日「ガオンされちゃう!」

悠「さすがに転売とかはマズいが個人で消費する分には全然問題ない」

ともき「これも一応、エコなのかな……」

優日「私は有りだと思う」

悠「ありあり」

マリア「アリアリアリアリ?」

悠「アリーヴェルチッ!」

吉音「もぐもぐもぐもぐ」

ゆえ「ぽりぽりぱりぱり……」

ともき「そしてあっという間になくなったな…」

悠「まぁ……なんとなく予想はしてた」

ともき「なんかもうゾッとするわ…」

悠「それでは小鳥遊お勉強問題!やれることはやり、あとは天命に任せるということの諺は?」

マリア「人事をぉぉぉぉっ!」

優日「尽くしてぇぇぇぇぇぇぇっ!」

ゆえ「てんめいをぉぉぉぉっ……!

吉音「……うにゃん?」

悠「人事を尽くして天命をうにゃんです」

ともき「天命を待てよ」
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