ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】10

ーラスタ・ラヴ(10/25/夜)ー

悠「闇金て怖いなぁ」

拳二「そーだぞ。あいつらは法外の手を使ってくるからなぁ。」

悠「ヤクザも怖いなぁ」

拳二「そーだぞ。あいつらはアウトローだからな。」

悠「……」

拳二「……」

悠「脱兎!」
バッ!
拳二「いや、逃がさねぇよ」
ガシッ!

ともき「当然捕まる。」

悠「きゃいん!きゃいん、きゃいんー!」

ともき「何言ってるんだ…」

拳二「いいから座れよ」

悠「……からの脱兎!」
バタバタっ!
拳二「だから逃がさねぇよ」

マリア「そもそも掴まれたままっていうね」

拳二「ちゃんと払え」

悠「こんな理不尽がまかり通ってよいのだろうか!!」

拳二「理不尽じゃねぇよ。普通の家賃額だ」

後楽「まぁまぁ、これから街に繰り出そうぜ」

悠「おれの理性が残ってるうちに消えないとミンチよりひどい目にあわすぞ」

マリア「狸肉のハンバーグ」

吉音「美味しいの?」

マリア「臭いがきついと思います」

悠「香辛料をぶちまければ平気平気、ヒヒヒ」

拳二「ジビエ料理ってやつか」

ともき「まぁ、一応そうですかね。」

後楽「おじさんは豚とか牛がいいなぁー。あとお酒」

悠「ド破戒僧が!!」

ともき「生臭いなぁ」

吉音「お肉食べたい」

悠「おれのフランクフルトを……」

マリア「ブチんっと噛み切られるんですね」

悠「ゾンビ99かよ…」

ともき「とりあえず最低な下ネタはやめろ。」

悠「半分は冗談だから」

マリア「半分は本気説」

吉音「フランクフルトって美味しいよね。」

悠「おれはアメリカンドックのが好きだな」

拳二「アレって甘くねぇか?」

悠「甘じょっぱいのがいいんだよ」

後楽「兄ちゃんもジャンクフード好きだよな」

マリア「ジャンクみたいなひとですから」

悠「だれがジャンクじゃ!」

ともき「邪悪かもな」

悠「おれほどピュアなものはいない」

拳二「……」
後楽「……」
ともき「……」
マリア「……」

悠「おい、それはやめろ。ダンマリは……やめろ。」

吉音「ジョア?」

悠「誰が乳酸飲料だ」

マリア「ヤクルトがいいです」

後楽「たまにのみたくなるよな」

悠「知ってるんだぞ。冷蔵庫からちょこちょことって飲んでるの」

後楽「ヤクルトぐらいいいじゃないか…」

悠「チッ。はい、小鳥遊お勉強問題!同類のことは、その方面の者にはすぐわかるということの諺は?」

拳二「同じ穴の狢か」

悠「もちろん違う」

後楽「穴兄弟なんてな、げへへ」

悠「……」
ガッ!ぐしゃっ!ごしゃっ!どしゅっ!ぐちゃっ!

ともき「馬乗りでぶん殴りってえげつないよな…」

吉音「えーと、蛇の道は蛇だっけ」

マリア「正解です。ヤクルトどうぞ」

吉音「わーい!」

悠「……」
ガッ!ぐしゃっ!ごしゃっ!どしゅっ!ぐちゃっ!ガッ!ぐしゃっ!ごしゃっ!どしゅっ!ぐちゃっ!

拳二「その辺にしとけ」
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