ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】9

ーラスタ・ラヴ(10/22/夜)ー

悠「ようやく追加ダンジョンのボスをブッ飛ばした!」

ともき「二日目でクリアするっておかしくね?」

悠「いや、世界にはもっとヤヴァイひとたくさんいるから」

ともき「お前はどこを目指してる……」

悠「……ハーレムの王?」

ともき「刺されろ」

マリア「錆びて刃毀れしてる包丁ありますよ?」

悠「毒と出血効果をプラスした凶器はしまいなさい。」

ともき「いや、捨てろよ」

マリア「じゃあ、ポイします」
グッ
悠「なんで投げ捨てようとしてるんですかねぇ。しかも、おれの方に向かって。」

マリア「美少女からの贈り物ですよ?」

悠「それは贈り物じゃない世界を壊した殺意だよ」

ともき「何言ってるのかわからん」

悠「寝てないから言語中枢がいかれてるんだ」

ともき「分かってるなら寝ろよ」

悠「さっきテキーラを決めたからしばらくは眠れない」

マリア「酒入れたら眠くなりませんか?」

悠「ふつーならそうだけどジョッキで飲んだからな。さすがに眠るどころかカンフル剤になってる。」

ともき「ジョッキで飲むもんじゃないからな。そのうち死ぬぞお前」

悠「女に囲まれて死にたい」

マリア「女性レスラーに絞殺される感じですか?」

悠「……ありっちゃありじゃね?」

ともき「だいぶ脳がアレってるな……」

マリア「でも、女子プロ好きなひとはそういう死に方が望みなのかもしれませんね。」

悠「スリーパーホールドで眠るように逝けたりな」

ともき「いや、結局絞殺されてるじゃないかそれ」

悠「愛の絞殺」

ともき「愛ってつければいいってもんじゃないからな」

吉音「なんの話?」

マリア「悠さんがオールして酒飲んで頭ぐわんぐわんってなってる話です」

吉音「どゆこと?」

悠「あー……とりあえずそこに座れ」

吉音「うん」

悠「それでな、おれが横になる」
スッ
吉音「うん?」

悠「これが膝枕だ」

ともき「なにがしたいんだ」

悠「ひざまくらで眠りたいだけですけど!!」

ともき「もう勝手にしてくれ」

悠「ふひひ、太ももがやーらかいぜぇ」

吉音「よしよし」

マリア「包丁刺しますか」

ともき「まぁ、落ちつけ」

悠「ぐー…」

吉音「あれ?!」

ともき「何だかんだで限界来てたんだなコイツ」

マリア「刺すなら今ですね」

ともき「どれだけさしたいんだよ。」

マリア「では、夢前お勉強問題!単位面積あたりの面を押す力。単位はパスカル。これを何という?」

吉音「台風!」

ともき「もしかしてヘクトパスカル?」

吉音「違うの?」

マリア「……可愛いので正解!」

ともき「圧力だろ」
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