ｰラスタ･ラヴｰ

悠「ムスッ…」

澪「いつまでしかめ面してるんだ。」

悠「鬼、鬼、鬼って言われ続けたら誰だって不機嫌にならぁ。」

ともき「昨日のはちょっとした冗談だろ。それに普段はお前のほうがひどい冗談いってること多いからな。。」

悠「そう言われたら反論できないじゃないか。」

澪「出来ないのかよ…」

悠「冗談は人生の調味料(スパイス)だからな」

美喜「時と場合を考えないとひどい目に逢うけどね。」

悠「そうだな、人ん家の呼び鈴に接着剤塗るのは相手を選ばないのと」

ともき「やらねぇよ！ピンポンダッシュより性質悪いな。」

悠「子供のかわいい悪戯じゃないか。」

澪「自分がやられたら？」

悠「逆さ吊りにしてサンドバック。」

ともき「コイツ、やっぱ鬼だろ。」

悠「いや、だってそんなことされたらムカつくじゃん。」

ともき「うーむ、話しになんないな…」

悠「気のせいだろ。」

ともき「何がどう気のせいなんだ…」

悠「大丈夫だ。ともき、愛してるぞ。」

ともき「誰か、このバカの相手を頼む。」

悠「愛すべきバカって意味だな。」

美喜「どーしょうもなくめんどくさいバカの間違いじゃない？」

悠「うぉい。」

ともき「悪い、梓しばらくアレの相手頼む。」

梓「はいよ。悠、精神安定剤買ってこようか？」

悠「おうおぅ、梓ちゃんよう…言うようになったじゃねぇか。歳上に対する態度を教育してやろーか？」

梓「いや、いきなり先輩風吹かせるのはいいけど、キャラを固定してくれ。」

悠「うむ、すまん。」

澪「年下に気を使わすなよ。」

悠「俺は上も下も分け隔てなく接するぞ。」

ともき「お前はもう少し敬意を持て」

悠「あずにゃんは気にしないよなぁ？」

梓「まぁ、何にも気兼ねしなくていいからこっちは楽だな。」

悠「ほら、聞いたか？とても素晴らしく優しい憧れの……」

美喜「耳鼻科いきなさい。」

悠「最後まで言わせろよ！」

ともき「嫌だったら早めにいってくれよ。あとで秋宵月にいっておくから」

梓「その場合、悠はどうなるんすか？」

ともき「顔に辞書が落ちるらしい。」

梓「わぁ…悲惨。」

悠「最近は辞書以外の物も飛んでくるぞ。二リットルのペットボトル、銀のフォーク&ナイフ、酒樽、バスターソードとか…」

澪「後半がおかしくなかったか」

悠「え？」

梓「悠の家に有るものがすごく気になるよ。」

悠「うふふふふふふ。」

ともき「気味の悪い笑い方をするなよ」

悠「愛敬あるだろ？」

美喜「憎しみしかないわよ。」

悠「ばんなそかな。」

ともき「帰るか。」

梓「ですね。」

悠「ちょ、無視はやめてくれ。ナィーブなんだからこうみえて！」