ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

美喜「澪。今日もはや上がりでいいわよ。。」

澪「今日も……?どうして?」

美喜「ま、いいから気にしないで。どうせ、すぐにまた働いてもらうから。はい来週の勤務表。」

澪「う、確かに…来週からシフトピッチリで時間も増えてる…」

美喜「ちゃんとお給料も増えるし、忙しくなったらもうひとりくらいバイト増やすかもしれないから。暫くは頑張ってね。」

澪「はいはい…。じゃ、お先に失礼。」

美喜「はい~。じゃ、またね。……で、いらっしゃい。新顔さんって…顔見えないわね。」

優日「えと…この帽子は気にしないでください。」

鈴猫「えと…優日ちゃん。お酒は?」

優日「たしなむ程度大丈夫ですよ。」

鈴猫「そう。……で、炎銃は?」

炎銃「るせぇ…黙れ頭に響く……」

鈴猫「……もしかして昨日からあのまま?」

美喜「えぇ…六花と数字のが帰った後も…ガバガバ飲んで、そのまま。もう少し寝てなさい。」

炎銃「…あぁ。」

鈴猫「あーぁ…じゃあ注文なににしょうか?」

優日「えと…あ、じゃあウォッカベースで甘口でグリーン系のできます?」

鈴猫「う、ウォッカ?」

美喜「貴女、いける口みたいね。出来るわよそれ二つでいい?」

優日「はい♪」

真桜「あと…クールコリンズ一つ…なの。」

美喜「はいはい……って誰?」

鈴猫「ま、真桜!アンタいつの間にっていうよりなんで!」

真桜「まったく…最近の…盛のついたメス猫は喧しい…なの。」

鈴猫「だ、誰が盛のついた淫乱メス猫よ!」

優日「鈴猫さん…淫乱は言ってないよ…。」

美喜「はい、お待たせ。ウォッカアンドミドリとクールコリンズね。」

ウォッカアンドミドリ
30度甘口ビルド
ウォッカ45ml
ミドリ15ml

氷を入れたオールドファションドグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。

鈴猫「わ、ほんとにグリーンだ。」

真桜「ミドリとは…マスクメロンを原料にした…メロンリキュールなの…」

優日「秋宵月ちゃんは博学だよね。…かんぱい。」

鈴猫「乾杯」

真桜「乾杯…なの」

鈴猫「に…ゃ…こ、濃いね」

優日「ストレートの味と香りが素敵…。これ、美味しい。」

真桜「帽子は…悠並みののんべぇだな…なの。」

優日「そうかな。」

鈴猫「えと…優日ちゃん酔ったことは?」

優日「記憶が無くなったり気持ち悪くなったりしたことはないよ。」

鈴猫「すご…って…いま、高三だよね?」

優日「えへ♪」

鈴猫「…この娘ホントに可愛いわ」

真桜「発情猫と比べればな…なの」

鈴猫「しばくわよ!」

真桜「やるか…なの?」

優日「ま、まーまー。二人とも喧嘩はやめて…ね?ほら、えーと、今日のトークテーマは?」

鈴猫「あ、その…悠のことなんだけど…ちょっと昨日いろいろあって」

真桜「どうせ。恋人としてはダメ…とか、いい人止まり…とか言われたんだろ…なの。」

鈴猫「う…するどい」

真桜「まぁ…しかないだろうな…なの」

鈴猫「納得するの?!」

真桜「帽子は…どう思う…なの?」

優日「え、えーと……。悠ってさ、普段はふざける事が多いけど…いざって時は頼りになるから。」

鈴猫「そう!そうよね!カッコいいよね!」

真桜「喧しい…なの。」

優日「けど…正直、よくわかんないかな…。」

鈴猫「なにが?」

優日「うん、変な事いうけど…悠って口では彼女ほしいって言うわりには本心じゃないような…なんか別の誰かを見てる感じがするの。」

鈴猫「誰かって…稲葉ちゃんやまゆちゃんとか?」

優日「それはわからないけど…悠って時々なにか思い出して思い詰める顔するから…。昔なにかあったかなって…私はそんな時の悠の横顔が好きなんけどね…寂しく見えるんだ。」

鈴猫「……それは…」

真桜「帽子、大胆告白だな…なの」

優日「え?…………あ!違っ…好きって言うのはその…恋とかじゃなくてね!」
鈴猫「うぅ…優日ちゃんがライバルじゃかなわないよ…」

真桜「猫ははなっから…アウトオブ眼中…なの」

鈴猫「うぉい!」

優日「あ、あはは…」

真桜「まぁ…なんにせよ…悠は真桜の物だけどな…なの。」

鈴猫「アンタが一番無いって」

真桜「ロリは…最凶なの。とくに悠にはな…なの」

鈴猫・優日「「う、うーむ…((否定できないような))」」

美喜「ふー。見えない所ではモテるのにね…。やっぱダメだわね。悠は…。」









閉店









ーオマケー

悠「はっ…はっ……くちゅん!くちゅん!」

亮「風邪か?」

悠「いや…わかんね。」

ともき「っか、くしゃみ可愛いな。」

悠「うるちゃい」
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