ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】9

ーラスタ・ラヴ(8/21/夜)ー

道玄「台風が……二つか」

雲水「がはははっ。こいつはぁ荒れっかもなぁ!!」

悠「台風が連続すると夏の終わりを感じる」

道玄「……なぜ?」

悠「え?」

道玄「なぜだ?」

悠「ええと……」

道玄「……」

悠「……えへっ」

道玄「…………」

悠「やべぇ、冗談が通じない人種だったこれ」

マリア「謝ってください」

悠「えー……絶対に通じないってぇ」

マリア「きっとわかってくれますよ!さぁ、謝って!!」

悠「ごめんちゃい」

道玄「それがひとに謝る態度か!!」

ドゴォォっ!
悠「ぐぎゅぁっ!」

マリア「まぁ、そらそうだわな」

ともき「悠だからいいけどな」

雲水「がはははっ!面白れぇな!」

悠「面白くねぇよ!身体べチンッなったわ!」

道玄「…………」
ググッ!
悠「やめろぉーーっ!さらに押しつぶそうとするんじゃねぇ!!」

マリア「なにも見えませんけどね」

雲水「空気圧で潰してっからな。近づくなよ、まきこまれっぜ。がはははっ!」

マリア「笑いながらってのが逆に怖い」

ともき「むしろいつも笑ってるよな……」

雲水「がはははっ。鬼だからな!!」

マリア「ふーむ、学のない私には今の意味がいまいちわかりません。」

ともき「来年の話をすると鬼が笑う的な奴じゃないか」

雲水「がはははっ」

マリア「私も笑っときます。」

悠「あーいててっ。」

マリア「……ハンッ」

悠「なんで鼻で笑った!」

マリア「いや、何となく」

道玄「はぁ……お前がもう少ししっかりしてくれていれば儂ももう少し安心できるんだが」

悠「めっちゃしっかりしてますけど?」

道玄「……」

雲水「……」

悠「黙られた」

マリア「あれだけいつも馬鹿笑いしてる雲水さんですら笑うのやめるレベル」

ともき「馬鹿笑いって、おい…」

マリア「悠さんがいっってました」

悠「いってねぇっ!!」

道玄「ひとつ聞いていいか?」

悠「なんだよ」

道玄「しっかりしているというのなら、ちゃんとしろ。」

悠「ガチ説教はやめろぉっ!!」

雲水「がはははっ。まったくこにくたらしい奴だなホント。」

ともき「憎さしかないですけどね」

悠「超愛らしいしい!愛されてるし!」

マリア「がりゅーちゃんにですね。わかります」

道玄「ああ、分かる」

雲水「納得だ」

悠「…………はい、小鳥遊お勉強問題!緊張することを手の慣用句で?」

ともき「おい、誤魔化すな」

悠「( ˘ω˘)スヤァ」

マリア「雲水さん、悠さんの手をにぐりってあげてください」

ともき「にぐりってって……」

雲水「むんっ!」
ニグリュァッ!
悠「ぴぎゃぁー!」

マリア「いやぁ、手に汗握りますねぇ」

ともき「汗っていうか握りつぶされてるの手だけどな」

道玄「小僧の手なら問題ない」

悠「あるわぁっ!」
37/100ページ
スキ