ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】9

ーラスタ・ラヴ(8/12/夜)ー

悠「ふぅぃー……あっついぜぇっ」

寅「……」
ゴッゴッ

ともき「拳を打ちつけ合ってる人が居るが」

悠「こわいから、ぼくはそっちをみない」

寅「あ?」
ゴスッゴスッ
悠「蹴られていない!蹴られてなんかいなイィィ!」

ともき「いや、蹴られてるよ」

悠「うーにゃんっ!」

寅「ぶち殺すぞ」

悠「おかしいなぁ。こんなに愛嬌振りまいたのに」

ともき「振りまいたのは狂気だろ」

悠「月打してくれ」

寅「ボディーブローならいくらでもぶち込んでやるよ」

悠「お腹いっぱいだからやめとくよ」

寅「……」
ゴスッゴスッ
悠「蹴るのやめてもらえませんかねぇ?」

久秀「蹴られているうちが花よ」

悠「蹴られるのが花ってなんだ、おれはサッカーボールか」

久秀「ボールは友達でしょ」

悠「友達を蹴っ飛ばしてんじゃねぇ!!」

寅「俺はお前を友とは思ってない」

悠「身も心も傷つくわぁ」

ともき「嘘つけ」

悠「いやいや、おれナイーブだべ?」

久秀「キレたナイフ?」

悠「どこの千原ジュニアだ」

寅「空気を読まないところでせいじの方だろ」

悠「あの人にはなれない。レベルが違いすぎる」

ともき「なんのだよ」

悠「遠慮しないところとか誰にでも平然と何でも言うところとか」

ともき「……」
久秀「……」
寅「まんまお前だろ」

悠「謙虚でつつましく引っ込み思案のおれの何処が!!」

寅「……」
ゴッ!
悠「ヴぇっ!おま、今、顔面殴っただろ!!」

寅「ああ、無意識だ」

悠「無意識でおれに手を出してくる奴の多さにうんざりする!!」

寅「今度はしっかりと意識してぶん殴るから安心しろ」

悠「安心の「あ」の字もねぇな!」

久秀「適当に相手すればいいじゃない」

悠「適当なところで引かないがこの男の悪いところ」

寅「テメーは性格も口も悪いけどな」

ともき「確かに」

悠「久秀いわれてるぞ」

久秀「ふーっ」

BONNっ!
悠「あっとぅぃ!!」

碧「店内での爆破行為はご遠慮ください」

寅「そうだろ。密閉空間でうるせぇ」

悠「そうじゃねぇだろ!!」

ともき「お前ほんとタフだな。」

寅「ゴキブリより生命力が高い」

久秀「ギリギリで爆破範囲から避けたのもゴキブリみたいだわね」

悠「直撃したらおれの美髪がアフロになったりして困るだろ!」

ともき「いや、面白いと思う」

悠「そういのはドリフの仕事」

寅「もうとっくにリーダーなくなってんぞ」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!噂が立つからには、なんらかの根拠があるはずだということを意味することわざは!」

久秀「悠と煙は高いところが好き」

悠「おれじゃなくて馬鹿な」

寅「悠とハサミは使いよう」

悠「だから、おれじゃなくて馬鹿な!」

ともき「悠も休み休み言え」

悠「馬鹿も!っていうか、どんどん遠くなってる!」

久秀「火のないところに煙は立たないでしょ。久秀なら火の気がない所にも煙を立てるけど」

悠「色々と怖い」
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