ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「うっ…おぉぅ」

澪「悠、大丈夫か?」

悠「あ、あぁ…すまん。ふぅ……どうも昨日から腰がなぁ」

澪「そりゃスタンプされたらなぁ。普通なら寝込むぞ」

悠「完全に力抜いてたのが幸いしたんだ。ヘタに力入れてたらボキリッてたかもしれない。首に続いて腰とかシャレにならんわい。」

美喜「それにしてもアンタ本当にタフよね。気持ち悪いわ。」

悠「おい、後半のはいらんだろ。なんだ、気持ち悪いって」

美喜「いっていいの?」

悠「……いや、止めてくれ。」

美喜「なんか、ゴキブリみたいな生命力で気持ち悪い。そういえば頭のアホ毛二本も触角かなんかじゃないの?不死虫?」

悠「あはは、止めてったよな?日本語が理解できないのかな、このジャージデビルは。」

美喜「うふふ。少なくともアンタよりは聞く耳もってるわよ。このゴキブリ野郎」

澪「おいおぃ、笑顔で毒吐くの止めろよ。怖いから…」

悠「だって、ゴキブリはともかく不死虫とかいいやがんだぞ!」

澪「ゴキブリはいいのかよ!」

ともき「こんにちは…もしかして、悠きてませんか……って、居たよ…。」

悠「あー?」

ともき「ったく、腰が痛いって学校休んだくせに何出歩いてるんだよ。」

悠「いや、腰が痛いのはマジだぜ。六花にスタンプされてな。」

ともき「今度はなにやらかした。」

悠「アホ。事故だ事故。いや…故意か?」

ともき「どっちだよ。」

悠「ただのマッサージされてたハズだったんだけどなぁ。」

美喜「ゴキブリだから間違って踏み潰されちゃったのよね。」

澪「オーナー…」

ともき「ゴキブリ?」

悠「どうもそこのジャージデビルは俺の存在をゴキブリと同列に考えてるらしい。」

ともき「ジャージデビル?」

澪「子供の喧嘩みたいなもんだから無視してくれ。」

ともき「は、はぁ…」

悠「絡んできたのはアッチだ。」

美喜「ふん。」

ともき「なにやってんだか…」

悠「ところで、ともきは何しにきたんだ?」

ともき「あぁ…直接家に持っていこうかと思ったんだけどな……。ほら、たっぷりの宿題。」

悠「いらん。」

ともき「そういうな。黒井先生からの贈り物なんだから。」

悠「ともきにやるよ。」

ともき「結構だ。」

悠「じゃあ、澪よかったらどうだ?」

澪「遠慮する。置いてくなよ。」

悠「チチィ…」

ともき「じゃ、俺は帰るからな。」

悠「帰るなよ!小鳥遊君を助けたげてよ!」

ともき「でぇい離せ!足にしがみつくな!」

澪「駄々っ子か。」

美喜「あーもー、アンタら店の中で暴れるなっていってるでしょ」

ともき「だーもー!離れろ!」

悠「うおっとと…むぎゅっ。」

澪「あ…」
ともき「あ…」

美喜「人の胸に……なに顔突っ込んでるの…よ!」

悠「ぐぇっ?!」

ともき「うわ…膝が腹に刺さってるよ。」

澪「あーあーもぅ…」
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