ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】9

ーラスタ・ラヴ(8/8/夜)ー

拳二「ふー……夏だねぇ」

崇「お前に季節を重んじる感性があったのか」

拳二「夏は暑い、冬は寒い、真理だろ」

崇「ああ、真理だな」

氷室「実に野生的でいいと思います。」

拳二「かっかっか」

悠「……褒められてはないだろ。獣ってことだし」

拳二「すぅぅっ…………ふーーーーっ!」

悠「やめろおぉぉっ!」

崇「いつか病気になるぞ」

拳二「最近はすこし数減らしてんだ、平気だ」

崇「お前じゃなくて悠がだ」

悠「げへっげほっ!!」

拳二「…………平気だろ」

悠「副流煙を舐めんな!!」

拳二「別に平気だろ」

悠「おれ、こいつ、きらい」

氷室「あはは」

崇「……」

悠「なんだ」

崇「お前はお前で不健康な生き方してるのに身体壊さないな」

悠「だれが不健康な生活してるか!!」

崇「暴飲暴飲してるだろ」

氷室「暴飲暴食じゃなくて暴飲暴飲ですか」

悠「そんなのんでねぇよ。一日6缶と+αくらいだよ」

崇「一斗缶でか」

悠「わゃヤマタノオロチか!!」

拳二「違うだろ」

悠「ちげぇよ!!」

拳二「だから違うっていっただろ」

崇「会話の前後が繋がらない奴だな」

悠「あー、うっせうっせ!!!」

氷室「まぁまぁ」

マリア「どうもどうも、皆さんお揃いで」

悠「別に揃ってはねぇよ」

マリア「何かのお祭りですか?」

悠「喧嘩祭りかな」

マリア「ああ、好きそうですもんね。」

拳二「喧嘩の花は祭りだぜ」

氷室「祭りの花は喧嘩じゃないでしょうか?」

崇「いわせておけ。」

マリア「それで結局何の集まりで?」

悠「集まりたくて集まったわけじゃない」

マリア「なるほど、スタンド使いはスタンド使いを引き寄せるパターンですか」

悠「崇と氷室さんはスタンド使ってもおかしくないが、拳二はあり得ない。ゴリラだぞ」

拳二「やかましいわ!」

マリア「チンパンジーもスタンド使ってたじゃないですか」

悠「……いや、あのチンパンジーは賢かったが拳二は野良犬よりあたまが悪っ」

拳二「誰が野良犬だ!」
ゴッ!
悠「後頭部を殴るんじゃねぇ!!」

マリア「ひゃひゃひゃ」

悠「お前も笑ってんな!!」

氷室「独特の笑い方ですね。」

崇「魔女か何かか」

悠「さて、小鳥遊お勉強問題!互いに励まし合って向上に努めること意味する故事成語は!」

拳二「ライバル」

悠「そんなわけねぇだろ」

マリア「切羽詰まった!」

悠「大変だな!」

崇「……」

悠「なんかいえよ!」

氷室「切磋琢磨ですね」

悠「Yes!Yes!Yes!」
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