ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

柳「ふぅむ……どれ…ほぃ。」

悠「あだだだ!無理無理無理!取れる!首取れるから!やめて!」

柳「ホッホホ。大丈夫、ワシにそんな力はありゃしませんぞ。運が悪くて骨が折れるだけですじゃよ。」

悠「どのへんが大丈夫なんじゃい?!っか、マジでやめて!痛い!ホントに痛いから!」

柳「痛いのは当たり前ですぞ。なぜ、痛めたはずの首が反対側に向いとるんじゃ。若い内から妙なプレイにハマるとろくな事になりませんぞ?」

悠「俺のせいじゃないし首が曲がるようなプレイに没頭した覚えはねぇ!」

柳「ほれ、じっと…しませんかい!」

ガギッ!
悠「ウギュ!……お、おぉ治った。」

柳「曲がりは直せたが筋繊維は傷ついとりますからのう。ヘドバンやブレイクダンスはせんようにの。では、失礼しますぞ。」

悠「普段からしたことありませんが?」

澪「なんにしても治ってよかったな。」

悠「全くだ本気で死ぬかと思った…」

紅「いや、普通死ぬんじゃね?」

悠「俺が普通じゃないみたくいうな。」

美喜「何を今さら。」

悠「あれ、皆さん的には俺は普通じゃないと?」

澪「え、あー、そのな…?」

紅「あははは。」

悠「息詰まるなよ、笑うなよ、答えろよ。」

優日「悠はマイノリティなだけだよね。」

悠「そうそう少数派!ってをぃ!」

美喜「ベッタベタなノリツッコミ…」

澪「けど、紅さんには効果は抜群みたいですよ。」

紅「~~~」

悠「あぁ…っか、肩こったぁ。ずーっと首曲げてたからだなこりゃ。」

紅「揉んでやろうか?」

悠「じゃあ頼む。……んん。おっ、これは…なかなか。」

紅「気持ちいいか?」

悠「あぁ…思ってたより上手いな。」

紅「はは、長生きしてくれよ、じいちゃん。」

悠「誰がじいちゃんだ。お、おぉぅ…」

澪「妙な声出すなよ」

悠「いや…これ、思ってたより気持ちいい……。」

美喜「紅、マッサージとくいなの?」

紅「いや、これといっては…。普通に悠が凝りすぎてるだけじゃないかな。」

悠「あぁ…人に優しくされるのが久々だぁ…」

澪「涙をそそる事いうな。」

悠「だってよぉ…ここ数日、首曲げられたんだぞ?」

澪「……」

悠「おぉう…紅、もうちょい強めに揉んでくれ。」

紅「はいよ。」

悠「あ~~…そこそこ。」

六花「こんにちはー。って、なにしてんの?」

悠「肩揉んでもらってる」紅「肩揉んでやってる。」

六花「おじいちゃん?」

悠「それはもういいっての。っか、もう寝転がるから腰踏んでくれないか?」

紅「お、いいぞ。」

六花「あたしも手伝ったげるよー。」

悠「じゃあよろしく。」

紅「こんな感じか?」

悠「んっ…もう少し力いれても…」

六花「よいしょー!」

悠「ぐぇっ!」

六花「あり?」

紅「リッカ、力入れすぎだ。それじゃ踏むじゃなく踏み潰すだろ。」

六花「あちゃー。いつもの癖で。」

澪「おーぃ、悠、大丈夫か?」

六花「動かないね。」

美喜「コイツは……学習しないわね。」
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