ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】9

ーラスタ・ラヴ(7/20/夜)ー

悠「運がいいのって誰かな」

ともき「なんだ藪から棒に」

悠「い」

マリア「いいえ、壁から釘です。」

悠「……」

マリア「ドヤァ」

悠「W、WRYYYYY!!」

ともき「あらゆる意味でうるさい&ウザい」

悠「言われてるぞ」

マリア「もちろん、悠さんのことですよ」

悠「WRYYYYY!」

ともき「もういいっ!」

悠「それで運がいいか悪いかの話なんだが」

マリア「私はとてつもなく悪いと思います」

悠「…そうかな」

マリア「というと?」

悠「億単位の借金を背負って普通に生活できてるって……凄くない?」

ともき「まぁ、確かにそうだな」

マリア「それは私の根性です。」

悠「なるほど」

ともき「根性で納得なのか…」

悠「じゃあ、おれはどうだろう」

ともき「お前は結局プラマイゼロって感じだろ」

悠「プ、プラマイゼロ?」

ともき「いい部分を見ればすごく運が良さそうに見えるけど、色々とマイナス面も多いし」

マリア「後楽さんって負債ひとつで全体で見ればマイナスに傾いてる可能性も」

悠「やはり奴か…」

氷室「こう暑いと困りますね。」

崇「そうだな」

氷室「返事の割に崇は涼しそうですね。」

崇「俺だって暑いものは暑い。けど、口にしたところで仕方ないだろ」

悠「よう、崇と氷室さん。いきなりなんだけど自分は運がいいと思う?」

崇「ついに宗教にハマったか?」

悠「そうじゃねぇよ」

氷室「運ですか?」

悠「うん」

「「「……」」」

崇「この空気どうにかしろ」

悠「涼しくなっていいだろう」

崇「はぁっ…。」

悠「お前のため息が一番冷えるわ!!」

氷室「私は普通じゃないでしょうか」

崇「普通だな」

マリア「大見得きって運がいいっていうひとのが少ないですよね」

悠「タカシなんか相当運がいい生き物に見えるけどな」

崇「運がいいなら毎日ガキどもの案件で頭を悩ませてない」

悠「へへっー、王様はえらいだすぅー。」

崇「……はぁ」

悠「おい、ため息つくなよ。なんか悲しくなるだろ」

崇「ホント……人をイラつかせる天才だな、お前は」

悠「しみじみ言うんじゃない!!」

氷室「ある意味では特別な才能なのでしょうか?」

ともき「使いどころ無い才能ですね。」

悠「うるちゃい!はい、いつもの小鳥遊お勉強問題!からかうことを意味する足の慣用句は?」

氷室「揚げ足を取るですね。」

マリア「揚げ足……フライドチキンですね!」

悠「チキン喰いたいな……緋斗に買ってこさせよう」

ともき「おい」

崇「待て、うちで誰かにデリバリーさせる」

ともき「ええっ?!」

氷室「チキン食べたくなったんですか」

崇「たまにはな。」
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