ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(7/4/夜)ー

悠「シャークトパス」

ともき「まだ言ってるのか」

紅「それよりあっちーわ」

マリア「なんか温暖低気圧が重なり合ってるっぽいですよ」

紅「分かりやすく」

悠「布団と羽毛布団をダブルがけされてる」

紅「うっわ、地獄じゃん」

悠「地獄といえば牛頭と馬頭に追いかけられる夢見たわ」

ともき「どんな夢だ……って、追いかけられる夢か」

紅「ごずとめずってなんだ?」

マリア「地獄にいる牛の頭の妖怪と馬の頭の妖怪です」

悠「久々にめっちゃ怖い夢だった」

紅「……それ死んで臨死体験したんじゃね?」

悠「……いや、普通に寝てたから大丈夫だ、死んでない」

マリア「寝てるみたいに死んでたとか」

悠「…………」

ともき「おいおい、考え込んでるよ」

アリス『死んでなかったよ』

悠「死んではなかったらしい。その道のプロが言ってるから間違いない」

ともき「どんなプロだ」

アリス『死んでくれる?』

悠「NO」

アリス『むー!』

悠「塩飴あげるからアリスインナイトメアに帰りなさい」

アリス『いらなーい』
すぅっ…

マリア「そういえばアリスインワンダーランド2やりますね」

ともき「他のツッコミとかないのか?」

紅「ツッコミはともきの専職だろ」

ともき「誰の専門職がツッコミだ」

崇「……」

悠「うぉっ!」

紅「崇さん、ちぃーす」

崇「ひと言いいか?」

悠「おれ?」

崇「スカイは死ぬ必要があったか?」

悠「スカイ?……あぁっ!シャークネードか!見たのか……」

崇「途中で眠りかけたがな」

悠「すげぇな、お前の精神」

ともき「映画で精神を褒めるってなんだ」

悠「いや、ああいうB級映画は一日数本見ると心が蝕まれるんだよ」

紅「ホラーの話か?」

悠「いや、B級映画の話」

マリア「どうでしたか?」

崇「ある意味では面白かったが……もう一度見たいかと聞かれたら見たくはない」

悠「丸々四年ぐらい寝かせたらまた見たくなるかもだぞ」

ともき「オリンピックかよ」

紅「いいツコッミ」

マリア「さすが専門職」

ともき「ちげーよ」

崇「とりあえず貸し一だからな」

悠「なんで貸し?!」

崇「……」

悠「そしてダンマリだよ!!」

紅「面白いものをおススメしないからだ」

悠「B級のなかだといい感じだったはずだ!はい、案外やってみればうまくいくものである意味の諺は?」

マリア「アンズ飴うん安い」

紅「アンズ飴とかくったことねーわ」

マリア「けっこう美味しいですよ」

ともき「案ずるより産むが安し」

悠「産むのも大変だよな」

崇「お前は産ませる側だろ」
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