ｰラスタ･ラヴ(7/2/夜)ｰ

悠「あっついわぁ。」

鈴猫「七月二日目にして最高気温更新らしいよ」

悠「ああ、夏だべなぁ」

ともき「なんで訛った」

悠「汗をかけー!仔馬のように汗をかけー!」

ともき「情緒不安定か!」

マリア「汗をかいたら水分と塩分。塩水飲みます?」

悠「それただの拷問」

ともき「塩の結晶かじって水を飲めばいい」

悠「せめてポテチかポテト用意してくれ。あと、ビール」

鈴猫「たたの一杯だね。」

悠「……」

鈴猫「なに?」

悠「いまおっぱいって……」

鈴猫「言ってません」

悠「おかしいなぁ。聞こえたんだけどなぁ。」

ともき「おかしいのはお前の耳と頭だ。」

悠「おかしけりゃ笑え」

ともき「……」
グリグリッ
悠「やめてー、ビール瓶の底を押し付けないでー」

マリア「冷たくて気持ちいいのでは?」

悠「すぐに温くなるし、硬い」

鈴猫「硬いよね…」

悠「ここはひとつ鈴猫のお腹を押し付けてくれるってことで」

鈴猫「なんで?!」

悠「しっとりもちもちしてて気持ちよさそう」

マリア「きっとひんやりもしているはず!」

鈴猫「冷たくはないよ?!」

悠「でも、へそを舐めて塩分を摂取……」

鈴猫「舐めさせません!」

マリア「そうですよ。一度舐めたら二度と現世に戻ってこれなくなりますよ」

ともき「黄泉の世界の食べ物か何かか」

マリア「極楽の世界のへそです」

鈴猫「どんなヘソ?!」

マリア「極楽浄土のへそです」

悠「鈴猫……恐るべし!」

ともき「何を言ってるんだお前らは」

崇「よう」

悠「おう、どこいってたんだ」

崇「映画」

悠「あ?」

崇「シャークトパスとか本当にあったぞ」

悠「……ああ、いっただろ。本当にあるって」

鈴猫「まさか、借りてきたの?」

崇「ああ」

マリア「行動が早い」

悠「ただ、言っとくけどB級映画だからな」

崇「つまらなかったら……その時はわかってるな」

悠「見るな!」

ともき「即止めに入った?!」

悠「ジョークの分かるっていうか、馬鹿映画の醍醐味が分かる奴じゃないとダメなんだって!」

崇「俺は理解が深い方だ」

悠「理解が深いのとジョーダンが分かるのは違うからな!」

ともき「お前がそういう事を言うか」

悠「うにゃん?」

マリア「まぁ、いいじゃないですか。死にはしませんよ」

悠「…………はい、問題!のんびりとしているさまのことを漢字四文字で!」

マリア「悠悠……白書」

悠「ありっがとうございぃぃぃます!」

ともき「なんじゃそりゃ」

マリア「微笑みの爆弾」

鈴猫「悠々自適…だよね」

崇「ふんっ」