ｰラスタ･ラヴｰ

美喜「澪、ちょっと。」

澪「はい、なんです？」

美喜「今週のシフトどうしたっけ。」

澪「……シフトもなにも週七ピッチリでしょ…」

美喜「あぁ、そうだったわね。じゃあ今日は上がっていいわよ。」

澪「え…マジか？」

美喜「えぇ。てことでゴートゥハウス。」

澪「…微妙に気になる言い方だけど。まぁ、お言葉に甘えるよ。」

美喜「はいはい～。またね。さて……いらっしゃい。久しぶりね。アンタ達。」
炎銃「おう。美喜とりあえず、ビール三つな。」

鈴猫「ちょ、私飲まないよ！」

六花「炎銃さん、あたしは飲めません。」

炎銃「るせぇな。俺が飲めったら飲めよ。美喜、ビール二つに、六花にはミルク出してくれ。」

美喜「いいけどさ、炎(エン)…あんたさぁ、もう少し女らしくしたらどうよ？」

炎銃「るせぇなぁ。美喜も似たようなもんだろ。」

美喜「ジャージとタンクトップを一緒にしないで。」

六花「炎銃さんも美喜ねぇも落ち着いてよー。」

美喜「ま、いいわ。はいピーチビアとミルクセーキ」

ピーチビア
7度甘口ビルド
ビール適量
ピーチリキュール30ml
グレナデンシロップ1～2tsp

グラスにピーチリキュールとグレナデンシロップを注ぎ、よく冷えたビールで満たして軽くステアする。

炎銃「おう。まぁ、乾杯。」

六花「かんぱーい」

鈴猫「乾杯…(結局飲むことになっちゃった)」

炎銃「あめぇ酒だな。」

鈴猫「あ、ピーチの香りとビールのアロマがマッチして美味しい。」

美喜「ビールの苦手な人にはおすすめのビアカクテルよ。甘さが気になるならリキュールとシロップの量を加減して。」

炎銃「ふぅ…おかわり。」

六花「はや！」

鈴猫「え、えーとさぁ、今日は結局なんで集まったの？」

炎銃「お？そうだ。今日はな…最近お前がタルンでると思ってな。」

鈴猫「へ、私……もしかして太った？」

六花「うーん…お腹はスッキリですけど胸は太りましたねー。枕にしたいです。」

鈴猫「え？や、それはちょっと…」

炎銃「だーかーらー。そーゆーのがタルンでるってんだよ！」

鈴猫「痛たた！ちょ！やめ！胸引っ張らないで！」

六花「いたいー！とれるよー！炎銃さんギブギブ！」
炎銃「ったく。お前らそれでもNo.sかよ」

鈴猫「す、好きでNo.sなんかやってないわよ！」

六花「あたしはフリーランカーです。」

炎銃「とにかくだ！六花は良いとして、鈴猫。お前はすこしシャキッとしろ。」

鈴猫「シャキッとって私のナニがダメなのよ。」

炎銃「小鳥遊」

鈴猫「ニャ//！？」

六花「あぁー……それですか…確かにいえますね。」
鈴猫「……」

炎銃「俺だって別に他人のレンアイ沙汰に興味ねぇから口出しなんかしたかねぇがよ。……正直、小鳥遊はないわ。」

鈴猫「なっ！」

六花「うん。無いですよ。」

鈴猫「えぇ！？」

炎銃「そもそもよぅ…アイツとの関係ってなんだ？」

鈴猫「と、友達…」

六花「悪いこといいませんから…その関係でいましょーよ。絶対、悠くんは恋人には向きませんって100%。」

鈴猫「そ、そこまで言わなくても…」

炎銃「いや…アイツはダチとしてはいいかも知れんが付き合うのはありえんだろ……ナニがそんなにいい？」

鈴猫「え、と……悠って子どもぽいようで大人だったり…ちょっとバカもするけど頭もいいし…髪とかサラサラでいいにおいするし…」

六花「あたし的には…ガキで単細胞で汗臭いとしか…」

炎銃「あと変態な。」

鈴猫「えと…その…えぅ……」

六花「トラブルシューターとしては尊敬しますけどね。」

炎銃「あと戦闘能力もな。」

鈴猫「そ、そうでしょ！」

炎銃「でも、お前のが強いだろ。トラック潰せるし」
鈴猫「出来ないわよ！」

六花「え？素手でアスファルト抉れさせれるんですよね？」

鈴猫「できないわよ！凹ますくらいしか…」