ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(6/30/夜)ー

悠「さらば六月、暁に死す!」

ともき「六月は別に死なねぇよ」

マリア「さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す」

悠「師匠ぉぉぉぉっ!」

ともき「これでもかってぐらいうるせぇなぁ……」

悠「将来は東方不敗みたいになりたい」

マリア「辮髪で飛び回るおじいちゃんですね。わかります。」

雲山「モヒカンで暴れまわるオヤジならいますよ。いりますか?」

悠「いらないです。」

雲山「どうぞ、遠慮はいりませんよ」

悠「遠慮とかじゃなくて……いらないです。」

雲山「……そこをなんとか」

悠「まだ食い下がるか?!」

マリア「ご家庭でもいろいろあるんですねきっと」

ともき「だろうなぁ」

雲山「無害ではないですからね。そして自分を譲りません。あと、うるさいです。」

悠「わー、性質が悪い」

ともき「……」
スッ
【鏡】
悠「なんだ?」

マリア「無害でなくて、自分を譲らなくてうるさい。フルヒットですね!」

悠「誰がじゃい!!」

ともき「まさにそのものだろ」

悠「おれはあのおっさんほど言葉が通じなくないぞ」

雲山「すいません」

悠「いや、アンタが謝らなくてもいいんだけどな」

雲山「そうですか。なら、父のことはお願いしますね。」

悠「なんでやねん」

雲山「大丈夫です。私より悠殿のほうが父と話が合いますから」

マリア「具体的にどのあたりが?」

雲山「父に散々殴られてもへこたれないガッツですね。」

悠「好きで殴られてませんけど?!」

雲山「その反骨心、すばらしいです。」

ともき「反骨心の塊ですからね」

マリア「壮絶に抗え!」

悠「どこの長曾我部元親だ」

雲水「がはははっ。武将の話か小僧!」

悠「うおっ、現れたな鬼!」

雲水「がははははっ。子鬼もいるぜ」
べシベシ
雲山「……」

マリア「なんだかんだで似てますね」

雲山「どこがですか」

マリア「体格とか目元とか」

雲山「的確に突いてきますね」

雲水「ひょっろいところは似てねぇけどな!がはははっ!」

ともき「いや、けっしてヒョロクはないですよね。」

悠「タッパは相当だしな」

雲山「大きいだけで得はないですよ。」

雲水「なにいってやがるデカかったらぶつかり合っても負けねぇだろ」

雲山「私は相撲取りを目指していませんから」

マリア「なに目指してるんです?」

雲山「弁護士です」

ともき「超以外…。」

悠「それじゃあ、六月ラストの利益を少なくして数多く売ることを漢字四文字で?」

雲水「在庫処分」

悠「間違いじゃないっぽいなぁ」

雲山「薄利多売でしょう」

マリア「私は手元ただでがっつりと儲けたいです」

ともき「悪銭身につかないぞ」
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