ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(6/28/夜)ー

道玄「雨、か」

雲水「がはははっ。ずぶぬれだぜぇっ!」
ぶんっぶんっ!
悠「めっさ水がとんでくる!」

マリア「キャーヌレチャウー」
ぐぐっ
悠「ひとを盾にしてるんじゃねぇ!」

マリア「ああ、大きかったのでつい」

道玄「犬か、お前は」

雲水「がはははっ!」
びよんっ

ともき「モヒカンが自然とたてった…。」

雲水「こいつはもう癖がついてんだぜ。」

悠「形状記憶合金か何かなのか?」

道玄「気をつけろ、そいつの髪は針みたいに刺さる」

悠「やっぱり金属か…」

雲水「がはははっ!骨太だと髪も太く硬くなるんだよっ!!」

悠「おれだって太くて固いのもってるからな!」

ともき「捥げろ」

悠「やぁんっ!」

マリア「はんっ!」

悠「鼻で笑ってんじゃねーぞ!!」

道玄「……」
ゴンッ!
悠「痛ぇっ!なんでっ?!」

道玄「うるさかった」

悠「そんなバカな!」

ともき「いや、普通にうるさかったが?」

マリア「ですよね」

悠「はっはーん!」

ともき「その反応はなんなんだ……」

雲水「とりあえず元気だなお前」

悠「雨パワーだ」

道玄「……」

悠「なんだ!そんな目で見られても怖くねぇぞっ!」
ガクガク

マリア「足めっちゃ震えてますよ」

悠「あの目が怖い。三白眼で爬虫類のような目をしている」

道玄「誰が爬虫類だ」

雲水「がははっ。トカゲ程度なら可愛いものなんだがなぁ。」

悠「ザ・ドラゴン」

道玄「……」

ともき「すっごい見られてるぞ」

悠「怖いからそっち向かない。だけど背中にかかる圧がパナイ」

雲水「穴があくぞ」

悠「マジかよ」

道玄「開けて欲しいのか?物理的に」

悠「ちょっと今は手ごろな盾がいないからパスで」

ともき「手ごろな盾って」

マリア「十中八九、ご想像通りの人です」

雲水「盾なんか必要ねぇ。己の肉体で受けろ!」

悠「うん、無理。百歩譲っても避けるだろ。」

雲水「がははっ!よしっ!避けてみろ!!!」

悠「拳を構えるな!もうなんなのこの人!!」

道玄「暴れたいだけの奴だ」

悠「なるほど、分かりやすい」

道玄「相手をしてやれ。暇なんだろう」

悠「オマエがしてやれや!!」

道玄「誰がお前だ」
ゴンッ!
悠「ぐぎゃぶっ!」

ともき「今のは悠が悪いな」

マリア「大体のことは悠さんが原因なので今の「も」でいいんじゃないですか?」

雲水「がはははっ。生意気な口を聞けるのは若い証拠だな!!」

悠「うっ、ううっ……疑いが晴れて無罪になることを漢字四文字で?」

マリア「あの、こっちですよ?そっちは壁です」

悠「そう。青天白日で正解」

ともき「脳にきてるなぁ」
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