ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(6/27/夜)ー

悠「地獄」

緋斗「はい?」

悠「緋斗は地獄に行きそうだよな……。」

緋斗「……」

悠「頑張れ」
ポンッ
緋斗「なにその不吉なひとこと?!」

悠「なんとなく」

緋斗「なんとなくでとんでもないこと言われた」

悠「……」
ポンッ
緋斗「無言で肩叩くんやめて!」

悠「しかし雨だなぁ」

緋斗「無視?!」

マリア「ですねぇ。天気予報見ました?一週間雨マークフルコンプですよ」

悠「マジかぁ。気分的にハウキウキだわ」

ともき「雨妖怪め」

悠「潤うわよ?」

マリア「潤いというのか湿度というのか」

ともき「ナメクジとかと一緒だろ」

悠「カタツムリ!百歩譲ってカタツムリ!っか、ナメクジとか無理っ!!」

緋斗「必死やな」

悠「オマエと同じくらい無理っ!」

緋斗「なんでさらっと人の心を抉るん?!」

悠「……人と緋斗をかけてるのか?ふざけるなよっ!!」

緋斗「別にそんなつもりはないし、無茶苦茶や!!」

悠「そうだよ」

緋斗「ええっ…」

マリア「まぁ、悠さんが無茶苦茶なのは今に始まったことじゃないですね」

ともき「ずっとだよ、ずっと」

悠「無茶苦茶だけど意識的に無茶苦茶してるからセーフ」

ともき「ただただ性質が悪いだけだろソレ」

悠「ハハッ、こやつめ」

ともき「なんなんだお前は」

悠「多分……神?」

ともき「邪神だな」

マリア「這いよりますか?」

悠「いや、子宝とかを司る系の神」

ともき「黙れよ」

マリア「いいとこマーラですよね」

悠「マラマラダンス踊ってやろうか!」

ともき「だから黙れって」

悠「黙れって言われて黙る奴なんかいねぇ!!」

マリア「逃げるなって言われて逃げない奴がいないのと同じですね!!」

悠「そう、それ。」

ともき「はぁ…」

悠「ため息をつくなんい似合わないぞ☆」

ともき「うぜぇ」

緋斗「はぁ…」

悠「ため息ついてると死ぬぞ」

緋斗「なんで?!」

悠「なんか槍とかが飛んでくるんだよ」

緋斗「なにそれ怖っ?!」

悠「それで地獄いき」

緋斗「まだそれ続くん?!」

マリア「地獄でアバンチュールも案外悪くないかもですよ」

ともき「いや、地獄でアバンチュールできないだろ」

マリア「住めば都ですよ」

ともき「地獄だって言ってんだろ」

悠「ドッコイダー!」

ともき「はぁ?」

悠「住めば都のドッコイダー」

ともき「……何言ってんだーだよ」

悠「緋斗、こういう上手いことを言えないからダメなんだぞ」

緋斗「急なダメだし……」

悠「ついでに問題やけになって理性をなくし、自分で自分の身を持ちくずすことを漢字四文字で?」

緋斗「…………」

マリア「あ、これホントにわかってない顔だ」

ともき「自暴自棄だろ」

緋斗「いわれたらわかるっ!」

悠「オマエにはホントガッカリだよ!」
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