ｰラスタ･ラヴｰ

悠「う～ん……」

澪「どうした、レッドアイが不味かったか？」

悠「いや、これは美味いよ。身体あったまるし。」

澪「そりゃよかった。じゃあなんだ？」

悠「最近、胃がムカムカするんだ。」

澪「毎日、日本酒六合も飲むからじゃあね？」

悠「いや、そんなに飲まねぇし。っか、人をバッカス(酒の神)かなんかと勘違いしてないか。」

澪「えー……じゃあ、試そうか。」

悠「何を？」

澪「オーナー」

美喜「あによ。」

澪「悠、最近胃がムカムカするらしいですよ。」

美喜「飲みすぎでしょ。毎日、日本酒八合もやるから。」

澪「ほら。」

悠「やらねぇよ。っか、量が若干増えてるし…」

澪「なら、まだ聞いてみるか？」

悠「いや、止めとく。なんかオチがみえたし。」

美喜「芸人なら最後までやり通しなさいよ。」

悠「だれが二代目上島◯平だ！」

澪「誰もいってないって」
悠「え、福山◯治？いやぁ、よく言われます。」

美喜「死ね」

悠「おま…今の死ねは紛れもなく本気の死ねだったろ…。」

澪「悠、福山◯治は無理だろ。」

悠「冷静に諭すな…泣くぞ？いいのか泣くぞ？本気で泣くぞ？俺が泣くと大変だぞ？」

美喜「現状がもう大変よ。っか、続けるなら無視するわよ？」

悠「それはやめてくれ無視が一番辛い。」

紅「悠でも辛いことあるんだな。」

悠「辛いことだらけだよ。っか、居たんだ。」

紅「危うく呼吸困難になりかけた。」

美喜「ずっと笑ってたのね。」

紅「悠は面白すぎるんだ。」

悠「やべ、今ちょっとドキッとしたときめいた。」

澪「大丈夫か？」

悠「いや、最近人に貶されるか無視されるかしか無かったから…」

澪「重いな…」

悠「おかげで、家に帰ったら畳の目の数を数える毎日で…」

澪「鬱かよ。末期手前だぞそれ。」

美喜「病院いった方が良くない？」

悠「いったら頭が悪いっていわれたよ。」

紅「～～～」

悠「おぉ…ここまでうけたらマジに清々しいな。」

紅「っ…～～～」

澪「ちょ、大丈夫っすか？水どうぞ、水。」

美喜「ところで今のネタ？マジ？」

悠「鬱云々はネタだが頭が悪いっていわれた事はある。柳に。」

美喜「まぁ、それはなんかわかるわ。手遅れっぽいし。」

悠「あぁ？訂正しろよ」

美喜「なによ？」

悠「手遅れっぽいじゃなく手遅れなんだよ！」

美喜「威張るんじゃないわよ！」

澪「二人ともそろそろ止めてくれ。紅さんがついに椅子から崩れ落ちた。」

紅「～～～」

悠「なんだろう紅といればスベリ知らずでいられる気がする。ちょっと、今からともき呼んで本格的にネタやるわ。」

澪「もう、紅さんのライフはゼロだから止めたげてくれ。」

美喜「あ、そうだ。」

悠「うん？」

美喜「胃がムカムカするのはどうなったの？」

悠「…………あぁ、なんかなおった。」

澪「今忘れてたろ。」