ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(6/16/夜)ー

金剛「今日は肌寒かっな」

悠「雨だっしな。そして好都合というか風が吹いてる」

金剛「なにが好都合なんだ?」

悠「……なんだろう」

ともき「適当にしゃべりすぎだろ」

悠「そんなことないよー」

金剛「ま、涼しいぐらいがいいがな」

悠「筋肉が熱ぼったくなるんだな」

金剛「いや、そんなこたぁないが。」

悠「じゃあ、筋肉が血沸き肉躍るんだな」

金剛「俺の筋肉をなんだと思ってる」

悠「意思を持ったまさに肉の塊!」

金剛「もってねぇよ」

悠「持っててもいいのよ?」

金剛「意味が分からん」

ともき「お前はどうあって欲しいんだよ」

悠「異様のように輝いていてほしい」

ともき「何言ってんだ」

金剛「ホントにな」

悠「今日は調子が悪いらしい」

ともき「調子っていうか頭だろ、悪いの」

金剛「大丈夫か?」

悠「身体は至って問題ない」

ともき「じゃあ、やっぱり頭か」

悠「大丈夫だと信じたい」

金剛「なんか変なもの食べたりしてないか?」

悠「食べたものといえば少し色の悪くなってたフライ用のカレイを焼いて食べたな」

ともき「なんでこの時期に色の悪くなってる魚なんて食べるんだよ…」

悠「いや、もったいなかったから」

金剛「腹平気なのか?」

悠「別段問題ない」

ともき「ポリバケツみたいなやつだな」

悠「誰がポリンキーだ」

ともき「いってねぇよ。」

悠「……やっぱり今日はギャグの切れが悪い」

ともき「なら、言わなきゃいいのに」

悠「それこそ身体にも心にも悪い」

ともき「ああ、そうかい」

悠「やはり安い肉だとパワーが付かなかったか」

金剛「良いもの食ってそれが直接的に作用するような人間だったか?」

悠「……蟹喰えば超テンション上がるよ?」

金剛「それはあったか」

ともき「あるんだ」

金剛「引くぐらい蟹好きだからな、悠は。」

悠「引くほどではないだろ」

金剛「俺は今までであった人間でひとかけらも蟹の身を残さずほじりだせた奴はお前しか見たことない」

悠「残したら勿体ないだろ」

金剛「しかも蟹フォークとかじゃなくてつま楊枝だけでやってのけるしな」

悠「あれが一番融通が利く」

ともき「つま楊枝の融通ってなんだ」

悠「しなやかな柔軟性」

ともき「まぁ、木材だから間違いではないのか……。」

金剛「ってか、肉が食い足りないなら食いに来るか?」

悠「ご馳走してくれると?」

金剛「金はとる」

悠「ちぇ、じゃあ、生物問題!背骨がある動物を何という?」

ともき「脊椎動物」

悠「脊椎って漢字で書けるか?」

金剛「せき、せき……脊椎、ああ、書ける」
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