ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(6/14/夜)ー

悠「暑い……けど、今日はマシか」

ともき「薄曇りだったしな」

悠「蹲り?」

恋「どんな耳しとる」

悠「こんな耳」

ともき「使えない耳なら捨ててしまえ」

マリア「剃刀ありますよ」

悠「削げとな!」

マリア「千切る系がいいですか?」

悠「そのままで」

ともき「必要ないだろ」

悠「必要しかない」

マリア「例えば?」

悠「舐められたりすると気持ちいい」

ともき「アリクイに舌捻じ込まれろ」

悠「脳まで達しそうで、それ超怖い」

マリア「確かにアリクイとチュパカプラに舌ツッコまれたら脳まで達しそうですね。鼓膜とか突き破りながら」

ともき「チュパカプラはUMAだろ」

悠「うちにもザシキモドキワラシっていうUMAがいる」

恋「誰がUMAじゃ!!」

悠「居たのか」

恋「さっき会話したじゃろうが!!」

マリア「座敷童って家から出すと滅びるって聞きますけど」

悠「モドキだから平気」

恋「滅ぼしたろか、コイツ」

悠「むしろ、適度に連れ出してやらないと引きこもりになるからな。」

恋「ならんわ!」

悠「いっとくけど我が家で一番外出率がお前だからな!」

ともき「逆に出っぱなしはお前だけどな」

マリア「出たら出たっきり、鉄砲玉みたいなやつですね」

悠「おれのことはいいのー!」

恋「外出が少ないって家のことが多いんじゃろが!!」

悠「掃除だけだろ、お前の仕事。それもサボりが目立つが」

恋「むっ……!」

悠「なにが「ムーンエクスプレス」だ!」

恋「いっとらんわ!」

崇「うるさいぞ」

悠「ほら、怒られた」

崇「お前だ」

悠「小前田さん、言われてますよー」

崇「……」

本郷「……」

悠「お口チャックノリス」

本郷「……」
ドゴッ!
悠「いてぇっ!」

崇「ふんっ」

悠「おい、お宅の下僕がめっちゃストレートに背中蹴ったんだけど?!」

ともき「まぁ、蹴られて当然じゃね?」

マリア「慣れてるでしょうしね」

悠「慣れてねぇ……こともないが、痛いのは痛いからね!!」

恋「なれとる時点でアウトじゃろ」

マリア「悠さんがセーフだと思ってたんですか?あ、思ってたんだすか?」

恋「」ああ、それもそうじゃったな

ともき「思い出したように「だす」をつけるな」

崇「アウトローの塊にセーフも何もないだろ」

悠「うるせぇ。お前の方がドアウト外道だろ!」

本郷「…………」
ゲシッ!ゲシッ!
悠「めっちゃ蹴ってくる!誤魔化すために問題!酒に酔ってよい気分になることのたとえの熟語は!!」

マリア「一騎当千!」

悠「まぁ、武将ならありっちゃありか」

ともき「ちげーだろ」

悠「どうだ崇、わかるか?」

崇「……」

悠「無視られました」

恋「羽化登仙じゃろ」

マリア「さすが年の功!」

恋「年の功いうな!!」
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